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医療

粘膜投与型の経鼻ワクチンの防御機構

投稿日:2018年8月14日 更新日:

米国で、低温に適応できる生ワクチンが開発され、2003年に国から承認されました。自然感染によってつくられる免疫のメリットを生かすワクチンとして、生ワクチンが開発されました。

生ワクチンは、自然感染のときと同じような免疫を体につくらせるワクチンです。これは弱毒化生ウイルスをワクチンとして鼻のなかに噴霧して感染させるものです。

国内で使うことはまだできません。日本国内では厚生労働省により認可されていないので使えません。

この生ワクチンは、ブースター効果が低いことが指摘されています。免疫の増強効果である、ブースター効果が低いことが指摘されていて、インフルエンザウイルスの感染歴のある人に対する、免疫の増強効果ガ低いようです。

生ワクチンを接種できるのは、今のところ適応年齢が2歳~49歳までの健康な人に限られています。弱毒とはいえ生きたウイルスを感染させることから、健康な人に限られています。

生ワクチンは、乳児と高齢者は、適応範囲から外れており使えません。インフルエンザによる死亡率が高い、ハイリスクグループであるからです。弱毒とはいえ生きたウイルスを感染させますから、やはりリスクが伴うのでしょう。

そんな弱毒化インフルエンザウイルスによる生ワクチンの限界を改善するため、粘膜投与型の経鼻ワクチンの開発が行われています。

粘膜投与型の経鼻ワクチンは

粘膜投与型の経鼻ワクチンは、粘膜下のリンパ装置で抗原特異的な分泌型IgA抗体が産生される仕組みとなっています。粘膜でワクチンやウイルス感染などの抗原刺激を受けることで、抗原特異的な分泌型IgA抗体が産生されます。

粘膜投与型の経鼻ワクチンは、不活化したワクチンを使います。自然感染のときと同じように粘膜上に免疫をつくり出すもので生きたウイルスではありません。

IgA抗体産生細胞は、全身の粘膜へ再分布します。再分布した先の粘膜で分泌型IgA抗体を産生することが知られています。最初にワクチン接種やウイルス感染等の抗原刺激を受けた粘膜に留まりません。

インフルエンザへの対策で最も重要になるのが、ウイルスと私たちが最初に出会う場面である粘膜上での防御機構です。

私たちの体にインフルエンザウイルスが感染するときに、それを防御する機構は多重に用意されていますが、それらのうち粘膜上での防御機構はとても重要です。これらのシステムを粘膜共通免疫システムと呼びます。

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