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医療

インフルエンザワクチンの仕組みや製造の難しさ

投稿日:2018年8月13日 更新日:

今のインフルエンザに対するワクチンは、人から分離されたインフルエンザウイルスのうち、次のシーズンに流行しそうなインフルエンザの株をあらかじめ予測して、その予測に基づいて発育鶏卵で作られるようになっています。

ただ、人から分離されたウイルスが必ず卵で増えやすく、ワクチンの製造に向いているとは限らないこともあります。

病原性が高い高病原性鳥インフルエンザH5N1のような場合、ワクチンを製造する際に使う発育鶏卵自身を殺してしまうこともあります。こうなると、ワクチンを作れないことになってしまいます。

新しく出現したウイルスに対するワクチン株を作る場合、ワクチンを作れないことになってしまうことを防ぐため、表面抗原であるHAとNAだけを新しい流行株由来のものを使い、内部タンパクは卵で増えやすいものを使います。

インフルエンザのウイルス株と連続して変化していった変異は、連続変異と呼びますが、ヒトの免疫の圧力から逃れるように変異し、進化していく性質があるので、インフルエンザは絶滅させられません。

インフルエンザワクチンは、頻繁に新たなワクチンを作らなくて対応できません。連続変異、不連続変異と2パターンの変異のためです。

1つのウイルス株でワクチンが開発されると

1つのウイルス株でワクチンが開発されると、数十年に渡って同じものが使われて対応できることもありますが、変異の結果できたウイルスに対しては、変異前のウイルスで効果があった免疫では役に立たなくなってしまいます。

2つ以上の異なるウイルスが親となって生まれてくる、合いの子ウイルスというウイルスがあります。これは、A型インフルエンザで、連続変異とは別の変異の仕方があります。

不連続変異で生まれたウイルスは、パンデミックを起こしてきています。不連続変異で生まれたウイルスは、既存のワクチンでは効果がなくなってしまいます。

インフルエンザワクチンの厄介な点は、毒性を調整しながらウイルスの変異のたびに新しいワクチン株を作らないといけないことです。

高病原性鳥インフルエンザの場合は、さらに厄介です。卵を殺さないようにしたワクチン株の作成が必要になります。卵を殺さないように、HA分子の病原性に関わる部分のアミノ酸配列を弱毒化したりして対応しないといけないからです。

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