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医療

鳥インフルエンザで鶏が大量に処分された事例

投稿日:2018年8月13日 更新日:

香港で始めて発症が広まった鳥インフルエンザ、高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1は、鳥だけではなく、人への感染が広がりました。

気道での酵素による切断部位のアミノ酸配列が様々な臓器に存在する酵素で切れやすいため、高病原性鳥インフルエンザのヘマグルチニンは、鳥で全身感染を起こして致死的なウイルスになってしまいました。

高病原性鳥インフルエンザがニワトリの間で大流行したのは、ニワトリは自然界ではあり得ない密度と規模で飼育されているためです。

私たちの食糧確保のために、ニワトリを大量飼育しています。そのような環境でインフルエンザウイルスが感染を繰り返し進化していったのです。

ニワトリの間で約1年流行を繰り返すうちに、環境に適応して、与えられた環境で増えやすくなり、鳥小屋の鳥を絶滅させてしまうような恐ろしいウイルスが誕生してしまいました。

高病原性鳥インフルエンザは、8時間で子ウイルスを作り、ウイルスにとっては1000代も代替りしていることになります。人間で例えると約3万年間に相当します。

高病原性鳥インフルエンザは

高病原性鳥インフルエンザは、人間の営みがウイルスの性質そのものを変えてしまった例といえます。人間がいなければ、このようなインフルエンザウイルスは発生していなかったでしょう。

様々な動物に感染するインフルエンザウイルスは、野生の動物間で感染している間は、遺伝的にも免疫的にも多様性を持ち、ウイルス自身の遺伝子の構造が保たれます。

しかし、高病原性鳥インフルエンザの事例のように、ニワトリだけというような、同一種の大量の動物だけで感染を繰り返すと、その動物に特化して増殖、感染しやすいウイルスに変化してしまいます。

結局、香港でニワトリに大量発症した高病原性鳥インフルエンザは、150万羽ものニワトリが殺処分されてしまう事態を生んでしまいました。

ニワトリの間で約1年流行を繰り返すうちに、ニワトリ間で流行しやすい状態に変異してしまい、このような大きな被害が出たのでした。

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