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教育

本論の構成は分量によりまた論ずる内容によりかなり異なる

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本論の構成は、分量により、また論ずる内容により、かなり異なる。論文の目的が従来の見解の批判であるため、対立点を明らかにしている。論文の中心部分である。財政拡大の経済効果としては、為替レートへの影響以外にも、さまざまなものがある。例えば、需要構造を変化させるという側面もある。長文(万五千字程度)の場合には、これらをも扱い、その結果、主要な論点が複数になることもある。

書き手は、構造を明確に意識し、読み手が理解しやすいよう配慮する必要がある。とくに、どことどこが同レベルで対応しているかを示す必要がある。他方で、読み手は、この構造を正しく捉える必要がある。

短文(千五百字程度)では、これらについて触れることは難しい。論点は「為替レートとの関連」というように、一つに絞る必要がある。本論での検討をまとめて、「だから、現時点では財政拡大は必要ない」というような結論を導く。これは、序論で提起した問題についての答えである。

私は経済理論をよく知らないのだが

「私は経済理論をよく知らないのだが、編集部からのたっての依頼だから、止むをえずつたない経験を述べることにした」などという「言い訳」をいっては駄目である。このような言い訳が最初にある文章は、まず、読む価値がない。

この他に、議論しなかった論点や、留意点について述べることもできる。また、より大きな問題との関連を述べてもよい。ただし、これらは、あくまでも本論で扱ったテーマの補足でなければならない。全く新しいテーマについての議論を結論部で展開してはならない。

これは、「先行研究のサーベイ」とはやや性格が異なる。なお、この部分は、序論におくこ
ともできる。分量で内容が決まるこのように、「何をどのように書くか」は、分量によって異なるのである。全体の分量は、通常、与えられている。だから、これにあわせて内容を考える必要がある。内容から分量が決まるのではない。この点は、実に多くの人が誤解している。

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