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本は各章を独立して読めるような構成になっていることが多い

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本は、各章を独立して読めるような構成になっていることが多い。章が互いに関連しつつ有機的な構造を作ることは、あまりない。つまり、長文における「構造」がそのまま相似的に拡大して本の構造となることはない(ただし、小説やドキュメンタリーなどは別であり、章が連続している)。

基本的な構造は、短文のそれを拡大したものとなる。ただし、より複雑な構造をとることもある。また、各部分の叙述は、より長く、充実したものとなる。実は、第二レベルから第三レベルまでは、連続している。つまり、この中間の長さの文章もある。したがって、この範囲にあるものが、内部構造をもった文章である。第二レベルが最も短く、第三レベルが最も長い。

第四レベルは、単行本のレベルであり、十五万字程度である。これは、第三レベルの「章」が十個程度集まった長さになっている。実用書の場合、他の章を見ないと全く理解できないというような書き方は、普通しない。

文句点(ピリオド)で区切られる文字の集まり。段落(パラグラフ)改行で区切られる文の集まり。本書では「細胞」といっている。文章文の集まり。困イント)すべての文章は、四つのレベルのどれかに該当する。

書く場合の心構えとしても重要

細胞の中に複数の異なる内容を盛り込んでしまった文章もある。だから、性格づけは、典型的な文章についてのものである。しかし、それらを読む場合には、重要な知識である。また、書く場合の心構えとしても重要だ。

「構造」とは、同質的ではない内容を、どのように配置するかという問題である。起承転結とか序破急とかいうのは、これに関するパタンを述べている。どのようなパタンを選択するかは、内容により、また著者により、異なる。

文章の構造三部構成とせよ「第一レベルは細胞で内部構造をもたない」「第二レベルから第三レベルまでの文章に内部構造がある」「本を構成する各章は、独立している」。もちろん、実際には、そうでないものもある。例えば、千字程度の気軽に読めるエッセイは、あまり構造を意識しないで書き流してあるものが多い。

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