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中学の英語がつまらないと思ってしまうのは何故?

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言葉を覚えるなら、内容に興味を引かれるもののほうがずっと楽しい。言葉の響きに生理的な快感を覚えるときもある。高校生のときドイツ語を勉強していた、と語るある人。それは、何とかしてへッセを原文で読みたいと思ったからである。学び始めてからは、その音楽的な響きに魅せられた。

分解法の問題点は、面白くないことだ。無味乾燥で、少しも興味がわかない。単語の暗記が退屈なことは皆さんも同じことを感じていることだろう。文法も、つまらないし、覚えにくい。分解法は、勉強法の第一原則に反している。

副読本で読んだ短編小説『詩人』(ミミ)は、いまでもほぼ全文を暗唱できる。東大大学院の学生だったドイツ語の先生が、レコードでへッセ本人の朗読を聞かせてくれた。sが清音となる南ドイツ特有の発音を、ゾクゾクする思いで聞いた。外国語の学習というのは、このように素晴らしいものだと思う。それをなぜ、分解法でっまらなくしてしまうのであろう、と語っている。

一対一思考から抜け出していない

中学のある生徒は、「日本語のはにあたる言葉は、英語では何なのか」と質問していた。これは、一対一思考から抜け出していない証拠である。先生がそう教えているのだから、このような質問が飛び出しても、不思議はない。そして、この発想から抜け出せないと、英語の学習は非常に能率の悪いものになってしまう。

「英語と日本語を一対一に対応させることはできない」という事実は、最初に外国語を学び始めた中学生には、わからない。要領のよい学生は、いずれそのことに気づくだろう。しかし、要領の悪い学生は、いつになっても気づかない。

日本語と英語は違う体系であり、一対一に対応しない。英語は日本語とは別の言葉である。個々の単語を日本語に対応して置き換えることはできない。これを教えるのは、中学校の英語教師の大きな責任だと思う。しかし、教室での教え方は、逆である場合が多い。中学の教育だけではない。大学入試でも、英文和訳を要求している。これは、問題である。

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