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勉強法として教科書の暗記がおすすめな理由

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記憶は「引き出し方」が重要である。ある先生が教科書の丸暗記法を始めたきっかけは、中学生の時に、学校の代表として英語のスピーチ・コンテストに出たことだった。草稿を最初から最後まで丸暗記しなければならなかった。その過程で、つぎのことを発見したという。

3単語は一つずつを無理して覚えなくとも、文章を暗記すれば自動的に覚えられる。ある箇所を思い出せば、あとは自動的に思い出せる。部分部分ではなく、全文を連続して覚えるほうが容易。高校生になってからは、意識的にこの方法で勉強した。

いまにして思えば、この方法は、人間の記憶メカニズムから見て合理的な方法である。人間はきわめて多くのことを記権できる。問題は、それらの大部分が検索できなくなることにある。つまり、蓄えてはいるけれども、引き出せなくなるのである。

丸暗記法を勧めている

あるとき、このような方法を行なっている者が他にもいないかと思い、友人に聞いてみた。クラスで一人、やはり意識してこの方法を実行しているのがいた。彼の英語の成績は、非常によかった。だから、これは、ひとりよがりの方法ではないと確信したのである。

浜田マキ子氏も、丸暗記法を勧めている。氏によると、浦和の進学校では、教科書暗記が必須だそうだ。重要なのは、検索対象にいたる道筋をつけることだ。まとまった文章なら、いったんきっかけが見つかると、それを手がかりに、いもづる式に記憶が出てくる。ひとまとまりの文脈を全部覚えていれば、どこかの部分を思い出すことで、あとは努力しなくても自動的に引き出せるのである。

単語帳ほど無意昧なものはない。単語帳で英単語を一所懸命記憶しようとしている学生を見かける。これを見ていると、気の毒になる。全く非効率的な勉強法だからだ。ましてや、辞書を最初から一語一語覚えて、覚えたページを食べたなどという苦学物語を聞くと、信じられない思いである。彼らは、個々の単語を独立に覚えようとしている。これは大変な努力を必要とする勉強法だ。しかも、極めて能率が悪いのである。

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