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教育

見栄を張ることも時には大事

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小学生のとき、ソロバン塾に友人より遅れて入り、彼らを抜かして「上の級にあがる」ことだけが面白くて、熱中したことがある、と語るある人。高校時代を思い出しても、友人との間のミエは重要だった。ガリ勉は軽蔑された。しかし、成績がよければ、素直に尊敬された。

外国語の勉強で、誰かに「かっこいい」ところを見せたいというインセンティブがあれば、一所懸命勉強するだろう。ミエで小説を読んだり、大学レベルの数学や物理を勉強して、吹聴しあった。そのことは、結果的には、さまざまな新しい世界を私に見せてくれることになった。だから、環境はとても大切だ。

通信技術が発達し、パソコンに教育プログラムが送られてくるようになっても、自宅学習で学校を代替することは、決してできない。勉強の機会があることを感謝しよう。日本は、勉強すれば夢と現実の差を縮められる社会である。階級差が厳しい社会や発展途上国では、そうはゆかない。

学校の友人は近くて具体的な目標

学校の友人は、近くて具体的な目標だから有効なある。人間は遠い抽象的な目的には集中できない。近い将来の身近な集団のなかでの評価のほうが、はるかに重要である。入学試験でさえ遠い目的と思える場合がある。それより、明日のクラスで級友に「かっこいいところを見せるほうが大事な場合が多い。これこそが、学校という共通の場に集まる「スクーリング」の大きな意義だ。

「学歴社会」を批判する人が多い。しかし、職業が門閥や親のステイタスで決まってしまう社会のほうが、はるかに憎むべき社会だ。そこでは、「統治者は永久に統治者であり、兵士は永久に兵士であり、中略労働者は労働者に運命づけられている。教育こそが、そうした状態を打破できるのだ。

東アジアの街を歩いていると、就学期の子供たちが物乞いしているのが目につく。このなかには、高い潜在能力をもった子もいるはずだ。しかし、勉学の機会が与えられない以上、彼らが能力を生かすことは、ほとんど絶望的である。

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