教育

独創的な人材を養成するには理解型から納得型への転換が必要

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ある先生は、学習のパターンに「理解型」(または予定調和型)と「納得型」があると述べている。これまでの日本の教育では、理解型の育成をしてきた。独創的な人材を養成するには、理解型から納得型への転換が必要である、と述べている。

重要なのは、意欲である。ノウハウと意欲が車の両輪であり、どちらも不可欠だ。勉強は強制されてやっても駄目だ。自ら意欲をもって行なわない限り進まない。これはよく指摘される。そして、全く正しい命題だ。はっきりした具体的な形で目標をもっている場合、勉強の意欲は非常に強くなる。なぜなら、勉強とは、目標と現在の状態との差を埋めるものだからである。

ある教授は、「独創的な仕事のためには、納得することが最も重要」といっている。これに対して、これまでの日本の教育では、理解型の重要性を認識していなかった。独創的な知的作業のためにも、理解型が必要である(十分ではないけれども)と主張している。この対立は、教育論の本質にかかわるものであろう。

勉強は義務だ、親が強制するから

自動車の運転教習を思い出してみよう。高い受講料を払って教習所に通う。そして、必ずしも親切とはいえない教官のもとで、数カ月を費やす。それは、「車を運転したい」という非常に具体的な目標が目の前にあるからだ。だから、教習を受けるインセンティブは、非常に強い。
人によっては、免許を取る前に自動車を買って、目標をさらに具体化している。

「勉強は義務だ。親が強制するから」と思っている人は、意欲をもって勉強することがない。達成したい目標がないからである。ポイント)勉強には、ノウハウとともに意欲が必要。目標があれば意欲がわく。

大学の勉強にしてもそうである。学生時代にあまり勉強せずに、社会人になってから勉学に意欲を持つ人がいる。経済学の場合、とくにその傾向が強い。これは、実際に仕事をして、経済学の必要性が具体的にわかるからだ。一般に、逆境にある人ほど真剣な勉強をする。

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