教育

八割勉強法-とりあえず先に進め

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勉強では、全体を把握している必要がある。八割できたら、つぎの仕事にかかる。基礎を八割理解したら応用に進む。八割原則は、別の意味でも原則と関わっている。一般に、「基礎を理解してから一歩一歩進め」という。しかし、基礎を理解するとは、程度問題だ。

途中で別の仕事に移ると、中断してしまって能率が低下する。だから、八割までは中断せずにやりとげることが必要だ。これは、途中で止めてよいとか、食い散らしてよいといっているのではない。ただ、どこまでが八割かという問題がある。試験の場合には、検算やスマートな解法が「二割」に該当する。しかし、一般には、八割の判断は容易でない。「何が八割か」を知ることが、実は最も重要なのである。

数学の基礎概念は、かなり難しい。英語の正確な発音も、難しい。これらにこだわっていては、いつになっても進めない。八割理解したら、先に進む。あるいは、とにかく使ってみることが必要だ。「八割でやめよ」といっているのではない。「とりあえず先に進め」といっているのである。

基礎を完璧にしようとすると

基礎を完璧にしようとすると、いつになっても進めない。われわれは、日常言語を用いるとき、基礎をさほど厳密に知っているわけではない。意味をよく知らずに使っていることばは、多い。「付け焼刃」とは何を(何に)つけるのか?「目からうろこが落ちる」という場合の、「うろこ」とは?普通の人はこれらを正確に知らない。しかし、どのような場合に使えばよいかという「使い方」は知っている。

時間があれば、戻ってきて十割仕上げるべきだ。あるいは、十二割でも二十割でもやるべきだ。「とにかく先へ」というのは、時間がないからである。そして、高いところに登れば、二割が自然に理解できる場合が多いからである。「基礎的な」知識がなくとも、使うことはできるのである。基礎にいつまでも拘泥するな。先に進め。あるいは、使ってみよ、ということである。

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