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教育

全体像を把握する勉強法

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効果的な勉強法は、最初に鳥獣図を得る。これが、勉強法の原則。目の前にあらわれる対象との関係で把握している人もいる(例えば、銀行の角を右に曲がり、つぎの信号を左に曲がるというように)。道を歩いたりドライブしたりする場合、人によってルートの認識法に差がある。ある人は、地図を頭に思い浮かべ、それを参照しつつ現在地と目的地の関係を把握する。

全体を把握していると、個々の部分がどのように関連しているかがわかる。そして、多くの場合、各部分は他の部分との関連において理解しやすい。強調したいのは、前者である。なぜ、この方法が効率的か。それは、上から見れば、よく見えるからである。前者が鳥の目による全体把握である。後者は、アリの目による部分観察だ。前者がマクロで、後者がミクロだといってもよい。多くの人は、この両者を組み合わせているだろう。

なお、「鳥の目法」の有効性に対しては、異論もありうるだろう。とくに、基本的な認識能力を形成しつつある年齢では、このような学習法は適切でないとの意見がありうるだろう。しかし、「この考えは小学生の勉強にも応用できる」とし、目次を活用すべしとする心理学者のアドバイスもある。

数学でわからなかった箇所は

数学でわからなかった箇所は、あとになって振り返れば、自然にわかることが多い。難しい論文でも、全体像を把握すれば、個々の部分は理解しやすくなる。

教科書や参考書を開く度に目次を一覧させると、「いま習っていることが全体の中のどのような位置にあり、前や後とどういう関係にあるのかがつかみやすくなる」という。これは、目次を「鳥の目」として活用する方法だ。

「部分の積み上げで全体を理解するのでなく、全体を把握して部分を理解せよ」。これは、「左脳でなく右脳」、「ディジタル思考でなくアナログ思考」といわれることと似ている。ただし、「右脳」とか「アナログ」というのは、曖昧な概念である。実際、右脳、左脳はバランスしてこそよく機能するのであり、どちらかだけでよいはずはない。

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