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教育

合理的な勉強法を知ろう

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今一歩一歩進む必要があるか?一般には、つぎのように信じられている。「基礎が重要だから、段階を踏んで理解する」「数学でわからないときは、基礎まで戻る」「英語では語彙を増やすことが重要だから、単語帳を作って単語を覚える」「論文を理解するには、それを構成する各部分を確実に理解する」。これらは、「全体を理解するには、部分を積み上げなければならぬ」という考えである。

旅行で訪れた土地の歴史や地理について知識を持っていれば、他の人が見過ごすものも見える。そうなると、さらに深く歴史や地理を学びたいと思うだろう。また、あることに興味を持つと、それに関連したことにも興味を抱くようになる。興味と知識は、連鎖的に広がる。勉強において、このような連鎖を広げてゆくことが重要だ。

「山に登るように、一歩一歩踏みしめて進むのが、学習」という。こうした考えに積極的に反対したい。これらは、合理的な勉強法ではない。基礎は退屈で難しい。退屈なことを勉強するのは、第一原則にも反する。だから、わからなければ、飛ばして、興味のおもむくままに進んでしまう。数学では、とにかく当面の問題を処理する。そして、うしろを振り返るのではなく、先に進む。

すべてが同じような重要性をもっていない

提唱したいのは、部分から全体を理解しようとするのでなく、全体をまず把握し、それに基づいて部分を理解しようとする方法だ。上空から地上を眺めるようにして、対象を理解しようという方法である。

単語帳を作ってはいけない。論文を読む際に、理解できないところがあっても、拘泥せずに通読する。基礎と積み上げを重視する学習法とは、正反対のものである。

また、学習内容は、すべてが同じような重要性をもっているわけではない。だから、重要な箇所とそうでない箇所を的確に区別して捉え、前者に力を傾注するのが、勉強のコツである。何もかもやろうとすると、結局、何も身につかない(パソコンの練習でもそうである。パソコンはさまざまな機能をもっているけれども、実際に使うのはワープロなどごく一部の機能でしかない。だから、それに集中して習熟することが必要だ)。

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