教育

今やるべき事はいくらでもある

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現代社会における退職後の人たちは、五十年前なら決して社会や家庭の中で合意が得られなかったことを実行できる。シュリーマンやローエルは、実業生活を終えてから学問研究を始めた。これからは、普通の人でも彼らと同じことができる。樹木や草にも、まだ名を知らないものが沢山ある。それらを勉強して知識を広げるのも、楽しいこと。

やるべきことは、いくらでもある。例えば、星を見るには、星の配置を覚え、星団や星雲の識別番号と位置を覚える必要がある。これは、勉強そのものである。望遠鏡の性能をあげれば見える星の数はいくらでも増えるから、覚えることに際限がない。

面白いことを勉強する、全体から理解する、八割わかったら先に進む、の三つである。伝統的な教科区分にそって、具体的な方法論を展開する(ここで「英語」というのは、一般的に「外国語」を指す)。英語については教科書丸暗記法、数学についてはパラシュート法と名づけた勉強法を、それぞれ提案する。

投資としての勉強ではなく

これらは、「投資」としての勉強ではなく、「消費」としての勉強である。何の見返りも期待せず、勉強することそれ自体を目的とする。これこそが、究極の「勉強」であろう。本書で述べる勉強法が、このような目的のためにも有用であることを期待したい。

受験生とビジネスマンの勉強にとくに役立つよう、各章の内容が受験生とビジネスマンにどのように関係するか。「受験」とは、主として大学受験を想定。ただし、それだけでなく、就職試験や資格試験なども想定。

勉強の成果はノウハウによって大きく変わると。通常の学習法をあまり効率的だとは思っていない。国語については字数把握の重要性を強調する。暗記の方法論について。理解して記憶する必要性を強調する。受験のノウハウ、勉強を支援するシステムづくりの提案。受動的に学習の方法を述べているだけではない。積極的に教育のカリキュラムや体系を変えるべきことを提案している。

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