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スペインかぜはA型インフルエンザで最強のウイルスだった

投稿日:2018年8月13日 更新日:

第一次世界大戦中に大流行したパンデミックインフルエンザである、「スペインかぜ」は、のちに病原体がインフルエンザウイルスであることが判明したものの、当時、色々な詳細までは分かっていませんでした。

のちにウィルソンスミスらによって、その病原体を、A型インフルエンザウイルスと名づけました。その正体となる病原体が何であるのかがわかったのは1933年のことでした。

インフルエンザがインフルエンザウイルスによって起こる病気でありますが、当時はまだインフルエンザを引き起こす原因は未知のままでした。

当時でも、季節性インフルエンザであれば、ワクチンはないにしても、かかった経験があり免疫をもった人は大勢いますが、スペインかぜには免疫はありませんでした。

その後、A型インフルエンザウイルスが孵化鶏卵のなかでよく増殖することが発見され、のちにB型インフルエンザウイルス、C型インフルエンザウイルスが発見されました。

これまでになかった新型インフルエンザウイルスであり、ヒトに感染しなかったウイルスが突然変異し、ヒトにも感染するようになったのです。

インフルエンザウイルスの研究に大きく貢献

のちに不活化ウイルスを使ったワクチン開発を可能にしています。インフルエンザウイルスの研究に大きく貢献したのみならず、その製法は現在にいたるまで使われています。

スペインかぜが瞬く間に世界中に広がっていった理由は、人類史上誰ひとりかかった経験がないインフルエンザウイルスだったからです。つまり、免疫がなかったためです。

その後、アラス力の凍土より冷凍された状態で見つかった遺体からスペインかぜウイルスが発見されました。

発見されたのは、A型インフルエンザウイルス(H-Nー亜型)であり、そのことでスペインかぜのウイルスが、鳥インフルエンザウイルスに由来するものであったことが分かりました。

さまざまな研究機関で、強力な病原性をもったウイルスによるパンデミック対策の材料として研究されていますが、2009年に発生したA型インフルエンザウイルス(H-Nー亜型)よりも、圧倒的にスペインかぜのほうが強いとの研究結果もあります。

研究によって、スペインかぜは、とても強い病原性があったことがわかっています。医療水準が今と比べて低いから大勢の死者を出したと思いがちですが、そうではなく、恐ろしく強力なウイルスだったということが理由にあったようです。

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