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四桁の数の計算は子どもにとっては次元のちがう世界でのできごと

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お年玉には端数がありません。すべて一円単位です。稀に五円単位でもらうこともありましょうが、計算はいたって簡単です。わざわざ計算のしかたを習うまでのこともありません。引き算となると、これはもうめったに使うことがありません。せいぜい、一円持って市場へ買い物に行って、おつりをもらってくる時ぐらいです。

四桁の数の計算は、子どもにとっては次元のちがう世界でのできごとです。きわめて抽象度の高い計算になる。四桁の足し算で具体性を帯びるのは、お正月の頃だけです。親から二円、親戚で三円、知り合いのおじさんから二円といった具合にお年玉をもらうとき、四桁の足し算がやっと必要なのです。それ以外で、四桁の足し算をすることはまずありません。

4016ー2979といったような引き算は、子どもの実生活の中で出てくることなど、絶対にといってよいほどありません。日常的に縁遠い数の計算であるだけに、計算原理を理解させるのはむずかしいのです。一工夫も、一工夫もしないと、子どもは理解に達することができません。

計算の原理を教える際には

計算の原理を教える際には、一回や一回はそれができても、いつもそれに頼るというわけにはいきません。そこで、水道方式で使われている半具体物のタイルを用います。これとて、万能ではありません。

数千という数を、子どもに認知させることはとても困難です。一目で分かるというわけにはまいりません。一までの数なら、絵に描いたり、物を並べたりして、直観的につかませることもできます。おはじきを一こずつのかたまりにして置き、それが九つあれは九こだということは、どの子でもほぼ分かります。

しかし、一を越す大きな数になれば、おはじきとか、積み木といった具体物を用意したり、置き並べていくといった悠長な時間はありません。数量について、一定の認識水準まで達している子どもは、タイルを使っての四桁の加減算の原理など、たちどころに理解します。そして、すぐ計算の方法を会得します。

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