雑学

ポン引きは何を引くことを意味しているのか?

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耳が詰まる

ポン引きは何を引くことを意味しているのか?

歓楽街を歩いていると、暗やみから声がかかる。ポン引きのお兄さんだ。ポン引きの語源を、肩をポンとたたいて客の袖を引くからだというのは俗説。ぼんやりしている者を引っぱって誘惑する凡引きからきたものだといわれている。外国ではホテルのボーイがこの仕事をかねている場合がある。宿泊客に一夜のパートナーを斡旋するのである。どうぞお買いあげくださいと店頭にならべてある品物を失敬するのが万引きである。

万引きは間引きの撥音化したもので、間引きというのは、畑の野菜など生育をうながすために適当に苗を抜くことをいう。また、口べらしのために生後まもない赤ん坊の息の根をとめてしまうことも間引きといった。戦前、東北地方などの貧しい農村では、この間引きが少なからず行われていた。置引きというのは、駅などで置いてある手荷物をこっそり持ち去ることをいう。

ポン引き(ぽんびき)は、主に性風俗店に顧客を集めるために路上などで勧誘することを担当している者だ。ポン引きとは、街頭で売春を斡旋する者。土地に不慣れな人を騙し、金品をかすめ取ること。また、その人。ぽん引き。

ポン引きの語源には、ぼんやりした者を引っ張って騙すことから、「ぼん引き」が変化したものとする説と、盆の上でやる博打の「盆引き」が変化したとする説がある。

女郎に売って金をとる」とあるため、ぼんやり者を引っ張る「ぼん引き」が有力とされる。

出世と左遷の由来の違い

比較的おだやかなサラリーマン生活で、ドラマチックに盛り上がるときといえば出世や左遷であろう。日常的に使われる出地いうことばは、単に会社での昇格を表すだけでなく、世の中に出て立派な地位や身分になることを意味する。出世は本来仏教語で、意味は二つに大別される。第一は、仏が衆生を救うために、この世に出現すること。第二は、世間的なものを超えているということ。さらに、世俗の迷いを超え、世事を捨てて仏道に入ることも意味している。

このような出世の意味は、少しずつ変化していった。禅宗では公家の奏達によって紫の衣を贈り、師号を受けて住持になることを出世というようになった。そして、これが仏教界から一般社会へと広がり、立身出世に代表される、現在の意味になっていった。出世とは逆に、サラリーマンにとって最もつらいのが左遷。これは高い役職から低い役職に動かされることをいう。

左遷の語源は中国にある。そもそも古代の中国では、右側を尊いもの、左側を卑しいものとする習慣があった。だから、皇帝が大ぜいの朝臣を集めて会議を開くときなど、その序列は右から左に並ぶように決められていた。そして、どんなに位の高い者であっても、いったん皇帝の寵愛が薄れると、右から左に遷された。つまり、左遷とはその地位が下がることで、現代でもその意味は変わらない。

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