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ファッション

パリのファッションといえば黒というのは誤解

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・色づかいは風景を考えて

パリのよそおいといえば、黒と思っている日本人が少なくないだろう。ヴィクトワール広場からエチエンヌマルセル通り、またはマレー地区(どちらもデザイナークローズの店が軒をつらねる)を歩くと、まず目に飛びこんでくるのが黒。その昔、シャンソン歌手のダリダやグレコが真っ黒なドレスでステージに登場し、それがテレビや雑誌のグラビアを通じて日本に伝わると、黒がシックなパリの着こなし、と誤認されたような時代があった。

しかし、一般のパリジェンヌたちが黒いジャケットやスーツを着るときは、インナーにエンジやブルーのブラウスを合わせたり、黒以外のスカーフを合わせたりと、上から下まで真っ黒け、はむしろ少数派なのだ。男性も女性もカラスの行列だ。たしかに黒だけを着ていればコーディネートも楽で、バッグや靴といったアクセサリーだって黒、黒、黒、で苦労はない。しかし、これはごく一部の業界人にかぎったことで、一般のパリジェンヌは、若いときは紺やグレー、そしてマダムになるとベージュや茶系がお好み。

パリの街はモノトーン。街灯の色はすべて薄いオレンジ。建物の外壁、カフェの椅子はサンドカラー、エッフェル塔は赤みがかったこげ茶。そのほかにコーヒー、チョコレート、秋から冬の街路樹、パン、焼き栗、パリを代表するものはじつに茶系が多い。パリは茶色の街だ。

黒はカッコいいと思いはじめたのは

流行に敏感なパリっ子が黒はカッコいい、と思いはじめたのは、八〇年代にコム・デ・ギャルソンや山本躍司のY.sがフィーバーしたからで、つまり日本人デザイナーの影響が大きい(浮世絵、寿司、柔道、禅の精神につづく日本文化の影響か?)。広告代理店を経営しているある人が、本当はジョージ・ヤマモトの黒いスーツで会社にも行きたいんだけど、クライアントの手前、黒を着ることはできないんだとこぼすのを聞いて仰天した記憶がある。

なんでまた、パリの広告代理店で黒いスーツがダメなんだい?そう尋ねると、クライアントはファッション業界の人間ばかりじゃない。今でもフランスでは、黒いスーツは喪のイメージがあるんだよ、という。

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