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宇宙

パイオニア・ヴィーナス2号の打ち上げ以来

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八九年五月に金星探査機マゼランが、十月には木星探査機ガリレオが、いずれもスペースシャトル・アトランティスから宇宙空間に放出され、それぞれの目的地に向かって順調に航行し、九〇年四月には直径二・四メートルの反射式宇宙望遠鏡ハップルが、やはりスペースシャトルによって高度五百三十キロの地球軌道に乗せられた。

一九七八年の金星探査機パイオニア・ヴィーナス2号の打ち上げ以来、久しく沈黙を守っていたNASAの惑星探査計画が、九〇年代を目前にして再び活気づいた。これは、多くの人にとって、かなり注目を集めることであった。

また八九年八月下旬に、一九七七年に打ち上げられたボイジャー2号が、四十四億キロかなたの太陽系の果てから、鮮やかな海王星の映像を送り届けてきたことは、まだ記憶に新しい。

NASAは、緊縮予算を主としてスペースシャトルの開発にあてたため、惑星探査まで手が回らなかったということだろう。加えて八六年のチャレンジャー爆発事故は、NASAに大きな痛手を与えた。だが八九年七月二十日、アポロによる人類初の月面着陸二十周年の記念祝典で、ブッシュ大統領は新たな宇宙政策を発表した。

あれほど熱心だったアメリカの惑星探査計画が

一九六〇、七〇年代に、あれほど熱心だったアメリカの惑星探査計画が、八〇年代に入って停滞を余儀なくされたのは、ひとえにNASAの予算が削減されたことによる。アポロ計画の成功で、ソ連との宇宙競争に優位を確保したとして、ニクソン以降の大統領たちの関心は、天上から世論へと舞い戻ったのである。

内容は、各国協力のもとに宇宙ステーションフリーダムの建設、恒久基地を月面に建設、さらにその基地から火星への有人飛行を実現させるなどとなっている。ブッシュ大統領はこれらの計画を実現する時期を明言しなかったが、専門家の間では二〇〇〇年頃までに月面基地を建設し、二〇一〇年までに火星への最初の有人飛行を実現するシナリオが検討されていた。

火星への有人飛行基地を月面に建設するのにはちゃんと理由がある。それは、重力の影響が大きい地球からロケットを打ち上げるより、月からのほうが有利だからなのである。

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