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狼を題材にした小説で同情的な見方で支持されるようになった

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合衆国では一九一五年に食肉獣撃退計画が起こり、ハイイロオオカミ、森林オオカミが、その最初の標的になった。アイリッシュ・ウルフハウンド、スコティッシュ・ディアハウンド、ボルゾイなどの犬が、オオカミ退治にひと役買うことも多かった。計画は非常な成功を収めた。オオカミはイギリス諸島など世界中どこでも同様な運命をたどった。

その結果フォークランド諸島オオカミなど、何種類かはすでに絶滅している。オオカミに対する一般の見方が変わり始めたのは、何人かの作家が書いたドラマチックな小説のおかげだった。現在のようにオオカミに対する同情的な見方が支持されるようになったのは、一九六三年にカナダの作家ファーリー・モーワットが書いた本が発端だったと言っていいだろう。ジョージと呼ばれるオオカミと、アンジェリーナという名の連れあいに対する描写が、この本全体の基調をなしている。

ネバー・クライ・ウルフ

ネバー・クライ・ウルフと題するこの本は、驚異的なべストセラーとなり、同名の映画も作られた。また、たとえばアメリカの小説家ジャック・ロンドンは、オオカミに人々の共感を誘う気高いイメージを与えた。彼はカナダ北西部のクロンダイク地方と犬の行動に関する知識を駆使して、ふたつの小説を書き、大成功を収めた。ひとつは荒野の呼び声。野性に目覚め、オオカミの群れに混じる一頭の犬の物語である。彼はオオカミと犬とが兄弟であるとまでほのめかした。

第二作で著者は、オオカミと人間のあいだに通う本能的な絆を愛情こめて描いている。それに続くのが白い牙(一九〇七年出版)で、ここでは人間社会に次第になじんでゆくオオカミが主人公になっている。人間の家族を例にとると、思い出の中の美化されたイメージとしては存在しても、現実の二本足の世界ではめったにお目にかかれない父親のようだったと書いている。彼はオオカミであるジョージがあやまちを潔く認め、他者に対しては思いやりがあり、情愛は深くともあくまで自分をわきまえる。

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