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北米のオオカミ撃退計画に反対する意見

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モーワットの本がきっかけで北米のオオカミ撃退計画に反対する意見が強まり、一九七四年には北ミシガン地方にハイイロオオカミをふたたび増やそうとする試みが始まった。モーワットはジョージの妻、であるアンジェリーナを描くとき、さらに擬人化の度合いを強め、美しく奔放で情熱的で機嫌が悪いときは悪魔のようだったと表現している。彼女のすべてを体現する人間の女性に、いつか出会えることをいまも夢見ているとまで言い切っている。

このような文章のおかげで、オオカミに味方し、人間的な特徴を見出し、オオカミと一体化し、その幸せを願う世論が盛り上がった。私自身オオカミは好きだが、それでもテープを巻き戻してもう一度聴き直し、それが選挙に出馬した政治家のための応援演説ではなく、たしかにオオカミを弁護する演説であることを再確認しなくてはならなかった。カナダのブリティッシュ・コロンビア州プロヴァンスの北部では、森林管理保護局が、オオジカやカリブーの群れを守るためにオオカミ排除計画を立てた。

オオカミを肯定する世論

しかし、オオカミを肯定する世論が高まっていたため、この計画はほとんど毎年デモや抗議の的となった。こうした抗議の模様を伝えるテレビ番組のビデオを見ると、演説者はオオカミの美徳を讃え、オオカミに勇気、忠節心、慈悲、情愛、感受性、道義心、知性、思慮分別、思いやり、ユーモアのセンスまであると語りかけている。いずれにせよ、このような見方が家犬はオオカミの子孫だという説を一般的に受け入れやすくしたのだ。

これほど気高い動物なら、たしかに私たち人間の愛と友情にふさわしい、というわけである。ジャッカルノーベル賞受賞者の動物学・動物行動学の権威、コンラート・ローレンツを始めとする高名な学者たちが、犬の先祖はオオカミではなくジャッカルであるが、この説はほかの犬の専門家にはあまり歓迎されなかったようである。この説が退けられた根底には、科学的根拠よりも、もっと観念的なものや先入観があったのではないかと思う。

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