ウィスキー業界の雄、サントリーの名が創業社長の鳥井さんを引っくり返したことによるのはよく知られているが、外国のウイスキーの名前の由来も、なかなか味のあるものが多い。
ウイスキーで有名なオールドパー
ウイスキーで有名な「オールドパー」は、イギリスの酒造メーカー。
このオールドパーの名前の由来は人の名前からだった。
オールドパーはパーじいさんの意味
オールドパーはパーじいさんの意味だが、トーマス・パーという152歳まで生きた実在の人物にあやかってつけられた名前だ。
オールドパーウイスキーの由来は、パーじいさんであるが、本当に152才まで生きていたのかどうかは分からない。
130才まで生きれた人はいない
今の恵まれた食事環境であっても、130才まで生きれた人はいない。
記録に残っている、世界最長の長寿の人でも、127才だということなので、150才まで生きれたというのは少し怪しい。
152才まで生きたから
ただ、実際に152才まで生きれたかどうかは別として、ラベルに152という数字が書かれているのは、152才まで生きたからということのようだ。
このバーじいさんは、かなりの女性好きで、婦女暴行の罪で18年も入獄し、娑婆に出てきた時は102歳。
その後すぐに結婚し、子供も生まれたというからご立派だ。
ジョニー・ウォーカーというのも人の名前
ちなみに、ジョニー・ウォーカーというのも人の名前である。
スコットランドの農民の子として生まれたジョン・ウォーカーが1920年に小さな食料品店を開き、古くから自分の家で作っていたモルト・ウィスキーに、自分の名前をつけて売り出したのが始まり。
その町の名産だった絨毯の業者が
その町の名産だった絨毯の業者が、高級絨毯の景品にこれをつけたため、ジョニー・ウォーカーはイギリス中に広まった。
ラベルに描かれている紳士はもちろん、創業者ジョン・ウォーカー。
カティ・サーク
一風変わっているのがカティ・サーク。
アメリカの禁酒法が解禁になってすぐ上陸しようと待ち構えていた、帆船カティ・サーク号の名前にちなむ。
実際、禁酒法が解禁になるとすぐにアメリカに乗り込み、アメリカの市場を席巻してしまったようである。