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宇宙

ニュートン力学で説明できない

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ニュートン力学に対する信頼は必然的に強くなっていった。ある意味では物理学の絶対的真理といってもいいほどのものになっていった。ところが、一九世紀に入ってから、光の現象、さらに電気とか磁気の学問がたいへん精密な科学として登場してきます。そして、当時の科学者はこれらの新しい学問を、ニュートンの力学でもって基礎づけをしなくてはならないと考えた。

粒子の運動でないように見える音の現象とか熱の現象。そういうものは結局、ニュートンの力学で完全に理解できるんだということが、その後分かってくる。流体の運動とか空気の運動というものもです。その結果、ニュートンの力学は、あらゆる自然現象の基礎になっているんじゃないかと考えられるようになってきた。ちょっと見たところでは、粒子の運動とは関係なく思われても、その背景に粒子を考え、その平均的な動きとしていろいろのことを説明すると、ちゃんとうまくいく。

ニュートンの力学で基礎づけすることができた。そこで電気とか磁気というものも、一見、運動とは何の関係もなさそうだけれど、同じように重さを持った粒子の運動というものに還元できるだろう、と。これはニュートンの力学ですべての自然現象を説明できるという過信からきた、一つのドグマだったんです。

ニュートンの力学が威光を放っていたが

ニュートンの力学がたいへんな威光を放っていたことがよく分かります。どうして当時の科学者がみんなそのように考えたかというと、たとえば音とか熱の現象について、これは天体の運動法則とは何の関係もないように見えるにもかかわらず、結局それでもってちゃんと説明できたからなんです。

ところが、具体的にやってみるとこれがなかなかうまくいかない。いろんな人が苦労をするわけです。一八六〇年代からずーっとこれが問題になっていた。物理学上最大の問題だったのです。これが一九世紀の後半から二〇世紀の初頭まで尾をひいていたわけですが、そこへ登場して、一気に解決してしまったのが、アインシュタインだったのです。

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