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医療

海苔の食べすぎで結石が出たある医師の話

投稿日:2015年5月6日 更新日:

近所に住むYさん(70歳)が、隅田川近くの市中病院によく駆け込むようになったのは1年ほど前から。彼の病名は鼠径へルニア、つまり脱腸である。僕は今月は3本です。僕はまだ1本だ。そうか、君は今月当直多いからね。いえ、昼間も1度ありました何の話かというと、贈り物の話である。といっても現ナマ1本というのではなく、海苦缶の話。脱腸は子どもの病気かと思っている人も少なくないが、大人でもなる場合がある。年をとってくると腸もくたびれてきて、その一部に穴が開き、そこからダラッと腹膜におおわれたままの腸が飛び出てくるわけだ。

根が頑固者のYさん、いまさら局部を締めつけるくらいなら、飛び出たほうがマシだというんだろうか。そんなこともあってか、奥さんが恐縮し、必ず海菩を持参する。大工の棟梁を引退して、今は自由気ままに優雅な生活を送るYさん。気は若いつもりだから、すぐに無理をして脱腸が出てしまう。そのたびに病院に担ぎ込まれてくるのだが、それがいつも決まって、診察時間の終わった夕方から夜にかけてなのである。

出てきたのはかなり大きな結石

どうやら、専用のコルセットがどうにも気に入らないらしい。でも一体なぜ海苦なのか、理由はだれにもわからない。ただ診察時の担当医がもらう海苦缶の数だけ、Yさんの脱腸が出た勘定になることはたしかである。しかし、いくら体によいといっても、こう海苦ばかりたまったんじゃ、と病院内では苦笑いなわけなのだが。ところが、よくしたもので、この病院には無類の海苦好きがいた。外科のT医師である。世の中に海若ほどうまいものはないと、内科でもらった海苦を一手に引き受け、食事だろうとお茶うけだろうと、朝から晩までパリパリ食べていた。

そして1年後。T医師は当直中に激しい、下腹部の痛みに襲われ、尿道から石を出産するハメになったのである。その主成分はシュウ酸カルシウムで、なんと海藻類がよくないといわれるタイプのものではないか。周囲はやっばり海菩のせいで、と言うが、T医師は関係ないの一点張り。とはいってもT医師、以前より食べる海苦の量が減ったことは事実である。出てきたのはかなり大きな結石であった。Yさんが脱腸とともに持ち込む海若は、行き場がなく増えていく一方であった。

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