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心理学

肉体的な苦痛の一因は乗り越えなければならない社会的障害

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「その人との関係にひびが入っても、やり直せるようさらに努力する」男も女も、同性愛者の場合は異性愛者よりも感情的に苦しむことが多いという。不眠症や食欲不振になることも多く、相手との相思相愛を望む気持ちもより強いようだ。

ロミオが晩警会を去ると、彼女は乳母にこう頼みこむ。「あの方のお名前を訳いてきて。もしも妻のいる身なら墓場こそがわたしの新床となるかもしれない」。物語はそこから数々の障害と混乱のなかで展開するものの、ふたりの熱情はますます強まるばかり。

肉体的な苦痛の一因は、少なくとも一部は、同性愛の恋人たちが乗り越えなければならない社会的障害にあるのではないだろうか。過去の恋人を思い浮かべながらわたしのアンケートに答えてくれた人たちも、感情的にもろいところが多く見受けられた。

かつての恋心を思うと、鼓動が速まる。おそらくそうした多くは、かつて愛していた人にふられたのだろう。そんな逆境が、恋の炎をあおっているのだ。荒れた海にこぎだす手こぎ舟のような危なっかしさで、男も女も恋愛という名の苦悩と高揚をくり返す波に乗っているようなものである。

食欲がわかなかったり

食欲がわかなかったり、なかなか眠れなかったりするようだ。かつての恋人と一緒にいると、内気になり、ぎこちなくなってしまうという。「侵入的思考」に悩まされることや、気分にむらが出ることも多い。

わたしに望みがあるといってくれピュロス王は愛と死を描いたラシーヌの物語のなかで、アンドロマクにそう懇願している。人は恋をすると、どうして希望を抱きっづけるのだろう運命に幾度となくはねつけられても、愛する人との関係が息を吹き返す、という望みを捨てきれない人がほとんどだ。

障害があると、そうした感情がさらに強まる。好きになった人が既婚者だったり、海外に住んでいたり、ちがう言語を話したり、ちがう民族の出身だったり、あるいはたんに街の反対側に住んでいたりというような障害でも、恋の炎をあおることがある。

-心理学

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