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日本の百貨店は消費者に親切で便利な売り場づくりをしているが

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日本の百貨店は、なんて消費者に親切で便利な売り場づくりをしているのだろう。こんなに親切なシステムが、日本の女性、とくに中年以降の女性たちから着飾る喜びを奪い去ってしまったのだ。世の男にはチンプンカンプンだろうが、何度も日本の百貨店に足を運んでいる女性たちなら、目をつむっていたって自分の年齢に応じた売り場に到達できる仕組みになっている。

同じ三〇歳だって、好みや属している社会階層によってまったく違った服を選びたいはず。それを売り手の勝手な都合でわくにはめる日本の小売店のやり方はナンセンスだ。まして五〇歳になれば、志向や嗜好によってまったく異なってくるに違いない。本来、服選びはもっと自由で楽しいもののはずだった。

二階の売り場は、ピュアーヤング、ヤング、キャリア、三階は、ミッシー、ミセス、エレガンス、特選などと銘うたれている。日本でいい歳をしてと言われるとつらいものがある。これを言われないようにするには、百貨店に出かけたとき、自分の年齢にふさわしい服が置いてあると百貨店が勝手に考えた場所に行って選ぶのがいちばん無難である。

年齢という呪縛からの解放

結局、楽しいショッピングの第一は、年齢という呪縛からの解放だ。そして第二は、小売店側の都合に左右されないこと。たしかに五〇代にもなれば、ウエストのまわりや下腹にお肉もつくだろう。しかし、はたして彼女たちがいつも花模様でストーンとした、ずんどうなドレスを求めるのだろうか。

そんな区分けに嫌気がさしたファッション感度の高い人たちは、九〇年代の後半からセレクトショップと呼ばれるさまざまなブランド商品を雑多にあつかうマルチプランドショップに走って、自由なセレクションを楽しんだ。日本では今まで消費者が小売店にふりまわされてきた。たとえばシーズンマーチャンダイジング(季節によって商品構成を変える)や年齢別のターゲット設定。また、ミッシーミセスという妙なカテゴリー分け。

しかし今日、セレクトショップの大ブームすらも下火になりつつある。それは品ぞろえがどこも同質化してきてしまい、あつかっている商品に個性がなくなってきたからだろう。

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