雑学

奈良漬の名前の由来-高級役人などにも支給されていた

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奈良漬の名前の由来-高級役人などにも支給されていた

奈良漬の名前の由来や、高級役人などにも支給されていたのをご存知だろうか。粕漬けの歴史は古い。奈良時代前期の左大臣・長屋王の邸宅跡から出土した木簡に、加須津毛瓜の送り状の記録がある。

平安時代の延喜式には粕漬けの作り方が詳しく解説されている。貴族や高僧など身分の高い人たちに珍重され、高級役人などにも支給されていたようだ。清けていたのはウリだけでなく、トウガン、ナス、ミョウガなどもあった。

酒相にウリなどの野菜を漬け込んだ漬物は全国にあるのに、なぜ奈良漬けと呼ばれているのだろうか。当時の酒はどぶろくなので、酒粕ではなく、かめの底にたまったドロドロの沈殿物の中に、塩漬けした野菜を放り込んだだけと考えられている。平安時代になると、どぶろくを布で渡すようになり、今のものに近い酒粕もできるようになった。

奈良時代に記録があるから奈良漬けなのか

そうか、奈良時代に記録があるから奈良漬けなのか!と、早合点してはいけない。次第に酒が各地で造られるようになり、それに伴って粕漬けも全国に広まったが、呼び方はあくまでも粕漬けだった。

漬物が店で売られるようになるのは江戸時代のこと

漬物が店で売られるようになるのは江戸時代のことで、この頃から粕漬けの名品の代名詞として奈良漬けという名称が使われだしたようだ。また、大坂夏の陣のときに、奈良の糸屋宗仙という人が徳川家康に粕漬けを献上して大いに喜ばれ、のちに幕府御用商人になったという話もあるようだ。

たしかに、奈良ではいい酒が造られ、いい酒粕に漬けたおいしい粕漬けが作られていた。そのへんの、「地もの」とは違うんだゾという意味で、奈良漬けというブランドが生まれたというわけだ。これを真似て、多くの漬物屋が奈良漬けの名称を使うようになったようである。

奈良漬けは鰻の蒲焼きと組み合わせるというのが、巷では定番となっているようだ。奈良漬けをたくさん食べた後に、車の運転をすると、お酒を飲んで運転したときのような状態になるそうだ。もしも車を運転する予定がある場合には、奈良漬を大量に食べるのは避けたほうがいいだろう。

奈良漬の健康効果

奈良漬の健康効果

和食に欠かせない漬(つけ)物。居酒屋でもおつまみメニューの代名詞となっているものの、意外とカロリーが高いのはご存じだろうか。

野菜ベースでさっぱりした食べ物だけに、カロリー少なめに思われがちだが、そうではないよう。

奈良漬は、味噌・醤油・日本酒・キムチ・ヨーグルト等と同じ自然発酵食品。自然発酵食品とは、人工的な調味料等を使用していない商品。

奈良漬は、活性酸素抑制効果があるそう。奈良漬の周りについている酒粕(ぬき粕)は栄養価も高いので、捨ててしまわずにおいしく再利用してみましょう。

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