雑学

生コンミキサー車が回転させている理由

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生コンミキサー車が回転させている理由

コンクリートミキサー車

工事に使う生コンを運ぶトラックをコンクリートミキサー車という。このコンクリートミキサー車は、走行中でも車体のミキサーを回転させている。

生コンミキサー車が、常にミキサー回転させている理由をご存知だろうか。

コンクリートが固まってしまうから?

その訳はと言うと、そうしないとミキサーの中のコンクリートが固まってしまうから、なんて思っている人は多いはず。

確かに生のコンクリートは、そのままにしておけば数時間でき凝固が始まる。だが、ミキサーを回転して走るのは、それ以上に深い訳があるからなのだ。

セメントの主成分

セメントの主成分

生コン、正式にはレディー・ミクスト・コンクリートというのだが、これは生コン工場でセメント、砂、水、混合物などを混ぜて作られるようである。

セメントの主成分は石灰石、粘土、ケイ石、酸化鉄といったもので、これらは全て比重が異なっている。

均質に練り混ぜないと

この比重の違う材料を均質に練り混ぜないと、いい生コンはできない。

さて、工場でせっかく均質に練り混ぜた生コンも、放っておいたのでは比重が違うから材料は分離してしまう。

ミキサー車で運搬ともなれば

さらにミキサー車で運搬ともなれば、その振動、衝撃で分離は一段と早められてしまうわけだ。

こうした生コンの材料の分離を防ぐために、ミキサー車は走行中もせっせとミキサーを回転させている。

回転しているミキサーの中には

回転しているミキサーの中には

回転しているミキサーの中には、ミキシングブレートという羽があり、この羽でコンクリートを混ぜている。

ただ回転しているだけではダメで、しっかりと混ぜないと分離してしまう。

分離してしまった状態の生コンクリートだと

もしも分離してしまった状態の生コンクリートを使用してしまうと、打設時にムラができてしまうので、そういったコンクリートでは商品にならない。

生コンクリートの中には、水やセメントだけではなく、混合剤なども混ぜられています。

水は比重が軽い

これらの材料には、それぞれ比重があります。水は比重が軽いですので、すぐに浮いてきてしまいます。

そのままにしておくと、固まるというよりは、水が浮いてきてしまって、コンクリートとして機能しなくなるのである。

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