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目的と手段に関する2つの曖昧さをめぐって

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ユーゴスラヴィアは、ヨシフ・チトーJosifTito)の共産党による全体主義的支配の下にあった。1948年に、ギリシャ共産党支持の問題を含めて、ユーゴスラヴィアの外交政策を統制しようとするスターリンと、チトーは鉄を分かった。

目的と手段に関する2つの曖昧さをめぐっては、朝鮮戦争に先立つ時期に大いに議論された。封じ込めについてのケナンの考えは古典外交に近いもので、軍事的手段はあまり用いずに、選択肢を増やそうとするものである。こうした対立の例はユーゴスラヴィアである。

イデオロギー的観点に立つ封じ込め政策によれば、アメリカはユーゴスラヴィアを援助すべきではなかった。なぜなら、ユーゴスラヴィアもまた共産主義国だからである。だが、バランス・オブ・パワーの観点に立つ封じ込め政策では、ソ連の力を弱体化させる手段として、アメリカはユーゴスラヴィアを支援すべきであった。実際、アメリカは後者を選んだ。

はるかに穏健で慎重な態度をとらなければならない

アメリカは、ソヴェトの政策の推進にともなう緊張をいちじるしく増加し、クレムリンに最近数年間よりはるかに穏健で慎重な態度をとらなければならないように圧力をかけ、ゆくゆくはソビエト権力の崩壊かまたは潮次的な温和化かに出口を求めなければならなくなるような傾向を促進する力をもっている。

トルーマン・ドクトリンでは、世界各地で自由な諸国民を守ることが目的だと主張しながら、アメリカは共産党下の全体主義体制に軍事援助をアメリカの行動が他の要素の助けなしにそれだけで共産主義運動の生死を決定するような力をおよぼすことができ、ロシアのソビエト権力を早期に崩壊に追いこむことができるというのは誇張した言い方であろう。

アメリカはバランス・オブ・パワーの理由でそうしたのであり、ヨーロッパでのソ連の支配力に一矢を報いたのである。しかし、朝鮮戦争後には、封じ込めをめぐるケナンのアプローチは力を失った。

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