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ヒスパニック系の麻薬密売人が社会の脅威になっていると大裂婆に宣言

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ニューヨーク・タイムズ紙の法律問題アナリストのアンソニー・ルイスは、たびたび暴力的行為に及ぶ者に対する暴力は、自衛行為として正当化されるという法的主張を、レーガン政権がより所とすることを賞賛した。アラブ人その他の極悪人から攻撃されはしないかと怯え、アメリカ人が欧州旅行を控えるようになった。八〇年代を通じて事態は更に進展した。

ヨーロッパの旅行業界は周期的な不振に鴨いだ。米国内の犯罪は、他の工業国の状況とさほど違わない。だが、犯罪への不安は遥かに深刻だ。深刻な脅威は、国内でもでっち上げられた。同じことは麻薬に関しても言える。他国の社会では問題の一つにすぎなくても、アメリカでは我々の存続自体を脅かすさし迫った脅威になる。内政問題に絡んでその必要が生じる度にキャンペーンが実施される。政界の指導者がメディアを使ってこうした危険に対する恐怖を播き立てるのは容易である。

再び出された麻薬戦争宣言

一九八九年九月に再び出された麻薬戦争宣言も、顕著な実例の一つである。ブッシュ一世が一九八八年の選挙戦で、黒人の婦女暴行犯1ウィリー・ホートンの事件を利用して、対抗馬のデュカキスを攻撃した人種主義的な逸脱行為は、よく知られた一つの例だ。政府高官はこの戦術が奏功すると確信していた。多くの反証があるにもかかわらず、ブッシュ政権はヒスパニック系の麻薬密売人が我々の社会の脅威になっていると大裂婆に宣言した。

ホワイトハウスのうちの誰であれ、指を鳴らせばいつでも、アメリカのマスメディアが一斉に騒ぎたて一喜一憂することは絶対に間違いないと、ジャーナリスト兼編集者で、カーター政権で国務次官補を務めたフーディング・カーターは説明する。薬物への恐怖はたちまち大衆が最も危惧する問題になった。麻薬使用の削減に効果がなかったことを除けば、キャンペーンは大成功を収めた。都市の通りから邪魔な人々を追い出し、次々に建設される新しい刑務所へ送る動きを促すお膳立ては整った。それは更に、輝かしいパナマ侵攻の自由の大義作戦へと発展した。

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