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マルコスがもはや政権を維持できなくなるまで支持していた

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お気に入りのよい共産主義者が抹殺されるとすぐ、米国政府は恐ろしい重荷がルーマニアから取り除かれたと宣言し、同時にサダム・フセインに対する融資の禁止を解除した。それはアメリカの輸出を増やす目的を達成し、ラクの人権侵害問題に関して、対処しやすい立場に立つためだと、国務省は真顔で説明した。シュルツ国務長官はルーマニアをよい共産主義者の例として褒め称え、チャウシェスクを訪問し経済的な恩恵を与えた。一九八三年に、当時のブッシュ副大統領は、政治経済面で進歩を遂げ、人権を尊重するチャウシェスクに賛辞を呈した。

二年後、レーガンの大使が辞任した。レーガンーブッシュに追随していた他の殺人や拷問の実行者も、やはり国民の手で打倒された。こうした状況は、圧制者がルーマニア人の手によって失脚させられるまで続いた。サダム・フセインはアメリカによって退陣させられ、挫折した残忍な独裁者の殿堂入りを果たした、とドナルド・ラムズフェルドは誇らしげに宣言した。その殿堂には、チャウシェスクもいる。

もはや政権を維持できなくなるまで支持

例によって、アメリカの指導部は自信たっぶりに圧制者が転覆させられたことを自らの手柄にしたが、本当のところは彼らが最後まで支持してきた相手なのだ。ラムズフェルドが宣言した同じ日に、ボール・ウォルフォウィッツがはっきりさせた。民主主義への思いが研ぎすまされたのは、レーガン政権時代に、国務省きってのアジア通だった自身のキャリアを積み重ねていた時期だ、と。

アメリカは、民衆からの反対勢力に産業界や軍隊までが加わる事態を前にして、マルコスがもはや政権を維持できなくなるまで支持していた。今日、ウォルフォウィッツが主張するところによれば、マルコスを町御した一件は、民主主義がアメリカに小突かれる必要があることを示しているというのだ。極悪人のスハルトを賞賛し、残忍で堕落したマルコスを支持してきた時代である。

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