雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

医療

教授回診のある秘密

投稿日:2015年5月17日 更新日:

ある大学病院には週に一度特診日がある。これは、教授が外来診察する特別診療日のことで、午前中に病棟の回診をし、午後は5時半まで予約のみの患者を受けつけるものである。あれが教授の仕事?たまたま内科診察室を通りかかった、新人薬剤師のMさんは目が点になってしまった。Mさんが見たのは、特診日の内科診察室で、どこかのおばあさんが嫁の悪口を言っているのを、教授が親身に聞いてやっている姿であった。なんでこんなところでグチ話なんかにつき合って、とMさんはびっくり。

さっそく看護婦にたずねると、ああ、あれ、教授のお仕事よ。特診日はああいうのばっかりなんだからとの答えが返ってきた。ところが、Mさんが薬局に戻ると、もっとおどろいたことがあった。さっきのおばあさんに出された薬、これがなんとプラシーボだったのだ。プラシーボとは、たとえば乳糖などを薬の形にしたもの。つまり、これといって病名のつかない、治療する必要のない患者に処方する、ウソの薬である。とくに教授のお墨つきとくれば、頭痛が治り、食欲も出て、といった具合にちゃんと効能がある。

いわゆる気の病用のお薬

そういえば、この特診日に、薬局でやたらと出る薬がこれなのだ。いわゆる気の病用のお薬というわけである。このウソの薬が患者には効果テキメンなのだ。考えてみれば、教授とはその大学病院の、いわば顔である。病院の評判なんて、教授の人気ひとつにかかっていると言ってもおかしくない。まだまだ、病院の世界の機微を知らないMさん、教授とニセ薬の意外で重要なお役目に、ようやくナットクしたのであった。実は特診日、の予約は圧倒的にお年寄りが多い。

彼らの多くは実際、大した病気ではなく、ただ教授に診てもらうためだけのために、少し高い診察料を払っているのである。そして一度でも教授に話を聞いてもらい、教授から声をかけてもらう、たったそれだけで気の病はあっという間に完治するのである。それにしても、週に一度、せっかく教授に診てもらうというのに、薬学的には治療効果のまったくないニセ物の薬を出してもいいもんだろうか、そうMさんが思うのも無理はないだろうが、教授の役割は、やはりかなり大きいのである。

-医療

執筆者:

関連記事

no image

タバコのデメリットや害を知る

喫煙される方は肩身の狭い思いをしていることでしょう。喫煙者はどんどんと肩身の狭い思いをさせられ、今よりももっと肩身が狭くなることは明白でしょう。 もうこの際、そんな肩身の狭い思いをするのはやめにしませ …

no image

研修医の仕事-都会から地方病院に行ったらモテる

研修医は普通は外来の新患は診ない。初診は怖くて診られないし、病院としても診させられないというのが正直なところ。院長なり、ベテランの医師などが診断を下した、入院患者の経過を診るのが主な仕事だ。ほかに先生 …

no image

良い病院の見分け方-素人でもわかる簡単なポイント

スタッフのストレスは、いい病院かそうでないかを見極めるための観察ポイントとなるようです。昔、横浜の病院で患者取り違え事件が起こったとき、看護師がもう一人いれば防げたのではないかといわれました。一九九九 …

no image

整形外科のドクターが転職を考えているなら読んでおきたい

整形外科医のニーズは高まっています。総合病院などで、整形外科領域全般をカバーするため、積極的に整形外科医を採用しているという傾向があるようです。 また、一般病院などでも、整形外科を募集しているところは …

no image

人間を動かすのに大事な栄養成分

断食を続け体質改善することは、リバウンドもしにくい体質がつくれるようになります。断食を続け体質改善することは、自然なダイエットになります。 食べてしまうとエネルギーや酵素は消化のために使われてしまいま …