雑学

九十九里浜ってほんとうに九九里あるの?

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九十九里浜ってほんとうに九九里あるの?

九十九里浜ってほんとうに九九里あるのか

九十九里浜ってほんとうに九九里あるのだろうか。九十九里浜といえばたくさんの海水浴場や海の家、旅館やホテルからも水平線の向こうまで海を眺められるスポット。

九十九里浜は千葉県北東部に位置し、太平洋に面する砂浜海岸である。

この海岸は別名

この海岸は別名

この海岸は別名、矢指ヶ浦、玉浦、里戸の浜、総の長浜ともいわれてきた。刑部岬から太東崎まで弓形の曲線を描いており、イワシの地引網漁業地として古来より有名である。

もちろん、夏には海水浴場となり、人々の活気でにぎわう。ところで、九十九里浜という名前からすると、日本一長い海岸かと思われる。

一里は約四キロメートルだから

なにしろ一里は約四キロメートルだから、その名の通りだと約四〇〇キロメートル弱になるからだ。しかし、実際の九十九里浜は六六キロメートルほどしかない。

では、どうしてこの砂浜の名前は九十九里浜というのだろうか。房総志料続篇巻の六などによると、九十九里浜の範囲は、長柄郡虎海浦から山辺と武射の二郡を経て栗山川に至るのだが、この間の距離が九里である。

九十九里浜の両端にそびえる

九十九里浜の両端にそびえるこの二つの岬は50メートルの高さの台地を持ち、その台地はとても柔かくて、とても脆いのが特徴。

九十九というのは「つくも」とも言い、とても大きいとか多いといったニュアンスの言葉。

すべて合わせると一五里程度となるが九十九里はない

すべて合わせると一五里程度となるが九十九里はない

ここから海上郡川部~小屋舗を過ぎて飯岡の浦にまで来ると、五里あまりである。そしてこれらの距離を全て合わせると、一五里程度となる。ではなぜ一五里を九九里と称したのだろう。

それは、古くは六町を一里として数えた時代があったからであり、その計算でいくと九〇里あることになるからだ。

九里足りない

しかしこれでは九里足りない。これがなぜ九九里になるかというと、九〇里は一〇〇里に近いので、一〇〇里近くもあるのだというニュアンスを出すために、一〇〇里よりはわずかに短い九九里という名前が付いたという。

また、同書の巻の二には、源頼朝伝説が登場する。頼朝の治世に、下総の境にある蓮沼村から矢を立て距離を測定した。

約六町に矢を一本ずつ立てていき

約六町に矢を一本ずつ立てていき、矢指戸まで一〇〇本さした。この地を六町一里として九九里というわけだ。

九十九里の名前は、鎌倉の歴史上の人物である源頼朝が名づけたといわれているが、これは信憑性が薄い。

ちなみに町誌では、九九谷、九九島と同じく、長い砂浜を長い、数が多いという形容として、九九里と呼ばせたと推定しているようだ。

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