雑学まとめ

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表紙にはクリスチャンディオールの水着を着たカルメン

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東方向への信号が青に変わるのを待っていたカルメンは、ダーク・デニムのロー・ライダーとベーシックな黒のタンク・トップというプレーンないでたちながら、光り輝いていた。ミッドタウンで働く人々が、ピザを詰め込んだ白い紙袋、スターバックスのカップ、ソフトクリームを手に南へだらだらと動いていく。おりしもランチ・タイム。いつものように、周囲は観光客でにぎわっている。たっぷりした体にカーキのショート・パンツ、裾をたくし込んだTシャツ、スニーカー、ウエスト・ポーチといった格好をした人の波また波。あるさわやかな春の午後、マンハッタンの四二丁目と六番街の交差点。

私は、信号待ちの人の中にひときわ目立つ姿を見つけた。カルメン・カースだ。エージェントやエディターがよく口にする、ミステリアスな何かが備わっているのだ。アイロンで伸ばしたつやつやとした髪には光が躍り、肌はむらなくこんがりと焼け、その姿には、新たなミレニアムのエストニア人プレック・ガールといった風情が漂っていた。表紙には、クリスチャン・ディオールの水着を着たカルメン。前面にわざとらしく水平方向のスリットが数本入った、赤いワンピース・タイプである。

モデル・オブ・ザ・イヤーに選ばれていた

一ブロック北のニューススタンドには、ヴォーグ最新号が置かれていた。彼女は、ちょうど一年前には、VHI/ヴォーグ・ファッション・アワードのモデル・オブ・ザ・イヤーに選ばれていた。この界隈には、私も働いていたことのある雑誌王国コンデ・ナスト・ビルディング。

この業界の、まばゆいばかりの金字塔に加えて、無数のファッション・ショールーム、モデル・エージェンシー、店舗が軒を連ねる。年に二度ファッション・ウィークの舞台となるプライアント・パークの最北端に接するこのあたりでは、モデルやセレブを見かけることも珍しくない。ニューヨーカーは、とりわけ、こうしたエリアでは、看板や雑誌の表紙で見覚えのある手足の長い美人を見つけても、特に驚いたりはしない観光客の場合は別だが。

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