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心理学

個人集団社会

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自然の善意による助け合いこそが、庶民の共同生活を支えてきたのだと思う。もちろん庶民道徳が、感情的限界をもち、したがって狭さや弱さをもっていることは否定できません。日常的なセンスで理解できないようなものに対しては、この種の善意はときに盲目です。

みんなの側では、本人の素直な気持が伝わってくれば、少し負担してでも、彼にデートさせてあげたい、勉強させてあげたいということになるわけで、画一的平等主義で縛られる必要はない。病気の人に休んでもらおうとする気持に至っては、ごくごく当り前のもので、本来、抽象的な権利とか義務とか主義によるものではない。

集団が社会的な力で圧迫を受けている事態に対しても盲目であることが多い。善良な庶民が戦争で悪魔的行為をすることも忘れてはなりません。こうして私たちは、理論や理想の助けをある程度借りなければならなくなる。

過程としての閉ざされた愛

概念化された理想や道徳にたよらざるをえないのは、過程としての閉ざされた愛や、閉ざされた集団主義、個人主義などと同じく)開かれきってしまえない人間の弱さや煩悩のゆえ。だからどこかでは、本当の愛、一人一人の実感にもとづいた共同存在意識につながり、それが育っていく原点に、常にたちかえりたいものです。

誤った理論や理想を正すために、そしてとりわけ不正な社会的力に対してたたかうためにも、理論や理想にたよらなければならない。しかしこうした理想や道徳の原点が、一人一人の人間の実感にあることを忘れてしまっては、本末転倒でつねに誤りをくり返すことになる。

苦悩と弱さと限定性の中に育っていく共同存在性こそを、おりにふれてみっめていきたいものだと思う。女も仕事を持っていて、経済的には自活できるにもかかわらず、だれか強そうな人に頼っていなくては心細い。性格の心理は、お互いの組み合わせの中での話として聞く必要がある。

-心理学

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