雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

自動車

交通システムは朗報とは限らないかもしれない

投稿日:2014年11月8日 更新日:

騒音、排ガスで悩まされてきた人たちには朗報であり、このシステムはいずれハンディキャッパーの自立も支援することになるだろうから、私たちが忘れがちなお年寄りも含めた交通弱者には力強い応援歌である。自動車ファンにとっては、朗報とは限らないかもしれない、ICVSに代表される管理型都市交通システムによって、明るい未来が約束されているのは、自動車そのものではなくて自動車交通である。しかし、これは自動車のマイナスを低減できる。

では、自動車ファンは弱者ではないのか。アジア、南米に比べれば、おしなべて日本は経済的強者であることは、疑がう余地がない。しかし、よくいわれることだが、豊かさの基準を経済力やモノの潤沢さから少しずらすと、日本は荒涼たる精神の荒れ地に覆われている。

ファンのなかには、高級車が買え、あるいはスポーツカーで峠の狩人を演じられ、さらに数百万円もかけて愛車を改造でき、なかには年間数千万円もの費用でレースに出られる人たちもいる。
その限りでは弱者どころか、経済的強者に入る。

車の買取査定を上げる色々なポイント

私たちが憧れた自動車の背後には

飢えに苦しむ人たちと、豊富な食材の中で、ブラッセリーだ、ビストロだとグルメして、あげくに肥満する私たち日本人が、同列の弱者であるとはいえない。だが、同時に肉体的飢餓は精神的飢餓よりも上位に属する貧困であるとも一概にはいえないのではないだろうか。

私たちが憧れた自動車の背後には、その自動車がデザインされた風土や伝統や習慣があった。とくに、国によって明らかに違うヨーロッパ車はそうである。だが、それさえも、汎ヨーロッパ車の出現、さらには世界標準車への移行を考えるとき、期待できるものではない。

たとえば、拒食症とは食べたくとも精神において食べられないという飢餓状態である。自動車ファンは精神的飢餓状態にある弱者だと思うのだが。グローバライゼーションのあげくに、世界の自動車がことごとく均質になることが想像できる。これは、自動車への欲望を確実に萎えさせ、自動車産業なる製造業の根幹を揺るがすことになるだろう。

固有の風土、伝統、習慣、宗教をその存在の基盤においてきた近代国家の根幹を揺るがすことになり、結果として、氏素姓の不明瞭な自動車を生み、自動車の魅力をそぐことになるのだ。

-自動車

執筆者:

関連記事

no image

道路建設のように公益性の高い場合

公益か私益かという問題は非常に複雑、微妙ですが、道路建設のように公益性の高い場合は、ある程度の個人の権利の制約はやむを得ないように思います。例えば、多数の利便性のために必要な施設を造ろうとして莫大な税 …

no image

車の乗降性の悪さは致命的-購入の前に十分に調べておくこと

年齢を重ねると、人間は誰でも身体が硬くなります。若い人には何ら気にならない行動でも大きな負担です。今でもときどき見かけることですが、クルマから、高齢者が転げ落ちるように降りてくることがあります。これは …

no image

エンジンとモーターを併用した車

トヨタは1997年、「プリウス」を発売した。プリウスの登場は、トヨタが従来のトヨタとはかなり異なる企業としての顔を見せはじめたことを表している。それはどういうことか。それを知るためには「なぜ、いま、ト …

no image

イタリア車メーカーの現在の現状

モノと資本と金融の世界的な自由競争化である。国家も国境もクソ食らえで、金とモノがバンバン動き、英会話とパソコンのできない者は新宿西口ダンボール生活を余儀なくされるというのだから困ったものだ。なんでも市 …

no image

ダンパーの減衰力のセッティングなど

良路では乗り心地をよくするために設定されたダンパーの減衰力程度が、振動をおさえるのにもちょうどいいダンピングです。でも悪路では、若干ダンピング不足になってバネ下の振動を感じるようになります。もちろん減 …