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高度な順応的知能が本能的知能面を補う

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犬種ごとの順応的知能と本能的知能の配分には、あるきまったパターンが存在するように思われる。一般的に、本能的知能面が目立たない犬は、高度な順応的知能がそれを補っているようである。人間はさまざまな犬種を作りあげる際に、そのような取捨選択をおこなったのである。マンチェスター・テリアはネズミや小動物の狩りは教えられなくてもできる。彼らは本能的に獲物を追い、小さくて動くものならなんにでも夢中で飛びかかる。

その衝動があまりに強いので、餌を食べている最中でも、ぬいぐるみのネズミが目の前の床に投げられると、そちらを追いかけてしまう。本能的知能次元が顕著に目立つ犬は、可能な行動の幅がせまくなる場合が多いようだ。これは順応的知能の低い動物の典型といえる。彼らが選択育種された特殊目的のためなら、ほとんど訓練しなくても犬はその可能性を最大限に発揮する。マンチェスター・テリアに羊の群れの番を教え、コリーにネズミ狩りを教えることはほとんど不可能である。

三匹ほど必死でまとめようとするにちがいない

コリーはネズミを殺す代わりに、三匹ほど必死でまとめようとするにちがいない。マンチェスター・テリアは羊の群れをひとまとめに集める代わりに、羊やその影を追いかけるほうに夢中になるだろう。際立った本能的知能をもたない犬は、どちらかというと順応的知能に優れ、性格やその他の要素に応じて、臨機応変に与えられた仕事や環境に対応してゆくようである。

人間と犬との関わりは、農業が本格的に発達する以前から始まっていた。人間は特定の機能の実践にできるだけ訓練を要しない犬を育てるため、ある犬種では順応的知能の一部を犠牲にしたのだろう。つまり、いかなる分野であっても、望まれた技能についてはっきりと強い本能的知能を示し、真にその行動のスペシャリストとなる犬は、その特殊な行動領域で最も強みを発揮し、そうした行動が成り立たない、あるいは評価されない環境では適応できにくいといえるだろう。

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