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コルトプラスの評価-ベース車のメリットを希薄にしているモデル

投稿日:2015年1月24日 更新日:

三菱コルトプラスは、ベース車のメリットを希薄にしているワゴン風モデル。コルトと共通部分が多く、フロントマスクからリヤ側のドアまでは同じ設計。さらにルーフも共通でリヤゲートのヒンジの位置も変わらない。5ドアハッチバックのコルトをベースに造られたワゴン風のモデル。

まず、リヤシートの座面は奥行が短く5ドアハッチバックを35mm下まわる。加えてリヤシートの取り付け位置が30mm低く、25mm前にせり出す。その結果、着座姿勢と足元空間の両方に不満が生じた。座面のボリューム感も不足気味で、コルトに見られる優位性が感じられない。

リヤゲートを後方に張り出させることで、全長の300mm拡大に対応した。5ドアハッチバックのコルトは、同クラスのライバル車に対して居住性が優れている。特にリヤシートは足元空間が広く、見晴らしも良いから快適だ。ところがコルトプラスではこのメリットが希薄になってしまう。

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走行性能にも不満が残る

走行性能にも不満が残る。5ドアハッチバックに比べると硬めの設定で揺り返しが抑えられ、操舵時の正確性も向上した。しかしコーナリングの最中にアクセルを閉じるといった操作を強いられると、ワゴン化に伴う荷重配分の変化で後輪の横滑りを誘発しやすい。

セパレートタイプのフロントシートには改善を加えて座り心地を高めたので、リヤシートでも5ドアハッチバックの水準は維持して欲しい。ターボモデルのラリーアートでもこの特性は感じるが、専用の補強を加えて改善した。さらに硬めの設定で乗り心地は少々コツコツするが、バランスは悪くない。

装備の充実度はかなり高いが、居住性はいまひとつ。走行性能と取りまわし性の低さが目立つ。ベーシックなコルトプラスにもこの設定を反映させて欲しい。コルトプラスでは、全車に電動式リヤゲートを装備。使い勝手を向上させている。この点を踏まえれば、価格は割安だ。ただし、リセールバリューは高くない。

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