雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

宇宙

コペルニクスの死後

投稿日:

コペルニクス説はブルーノがはりつけになるほどの衝撃的なことだったわけですけれども、それから一〇〇年もして、ニュートンの力学というときにはほとんどそういう考え方が当たり前になっています。当時の権威なり権威の堕落に対する、新しい神というか、新しい宇宙の秩序を求めたんだと思う。それは当時からすれば反逆的ですから、彼は結局火あぶりになる。一番の極刑に処せられる。しかも彼自身は、コペルニクスの説に引っかけてそういうことを言ったわけです。

コペルニクスの死後ですけども、ブルーノがコペルニクスを盛んに引き合いに出してそういう考え方を言うので、だんだんコペルニクス説は危険な説だと言われ出した面があると思うんです。ところで、コペルニクスからニュートンに至る途中でガリレオが宇宙観をつくる上で大きな役割を果たすわけですけれども、ガリレオの、一番の功績は、やはり天と地の区別をなくしたということでしょうね。とにかく、天と地も区別がなくなり、かつ宇宙は無限に広くて、かつ一様であるというか、同じようなものが無数にあって、どこが中心だとか、どこが宇宙の縁だとかがないという考え方になってきた。

ニュートンの力学が完成するあたりは

それが、ブルーノが説いた非常に近代的な側面なんです。そういう考え方に、ニュートンの力学が完成するあたりはもう自然になっているんです、大勢の考え方が。宇宙は広大な空間で、どこが中心とかいうんじゃなくて、太陽系があれば、ずっと行けば別の星の所にまた似たようなものがあって、それが延々と続いている、そういう考え方が次第に支配的になってきた。

彼は、それまでの天と地の区別を絶対的と考えた考え方を崩すという意味で、望遠鏡をのぞいて単に山があったというだけじゃなくて、そのことをもとにして、むしろイデオロギー闘争のような形でアピールする。お月様を望遠鏡で見て「山がある、これは地球と一緒だ」、太陽の黒点の変化を見て「あ、天体にも変化がある」と。教会は地動説だけじゃなくて、お月様の話もずいぶん離にさわったようです。

-宇宙

執筆者:

関連記事

no image

地球と月について

なんとも頼りないその赤紅色の曲線の外側には、生命とは無縁の暗黒の宇宙空間が広がっているばかりです。海の深さ一〇kmを加えるにしても、地球の生命圏の厚さはせいぜい三〇kmですから、地球を直径二〇cmの球 …

no image

宇宙行士二期生九人のなかから若手のジョン・ヤングが指名された

ジェミニ計画は、諸問題についての解決策や安全策を見つけ出すための、まさにアポロ計画の先導役を担っていた。ジェミニ計画での最初の有人飛行は、一九六五年三月二十三日、宇宙飛行はマーキュリー計画で、二番目に …

no image

宇宙旅行が実現する

宇宙旅行というと、まだまだサイエンス・フィクションの世界の出来事のように思われがちですが、宇宙が大衆化する時代、すなわち、我々が宇宙人へのステップを踏み出す時代はもうすぐそこまできている。もしも、人類 …

no image

無重量空間は人間以外の生物にどのような影響を与えるのか?

無重量空間は、人間以外の生物にどのような影響を与えるのでしょう。宇宙ステーションがライフサイェンス(生命科学)の研究に適しているといわれるのは、生物が無重量状態におかれることによって、地上では観察でき …

no image

地動説に近い天動説の論争がお気に召さなかった国王

地動説に近い天動説は国王のお気に召さなかったのでしょうか、やがて国王と衝突しフヴェーン島を去ってプラハに渡ったプラーエは、ヨハネス・ケプラー(一五七一〜一六三〇)という数学的才能に恵まれたドイツ人の弟 …