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宇宙

コペルニクス説が出されたとき

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空の星が太陽と同じだといったのは、観測の結果ではありません。哲学的にと言うべきでしょう。ただ、論理的に、星は非常に遠いんだということはわかってくるんです。それはコペルニクス説が出されたときに、その当時の天体観測のプロであるチコ・ブラーエという人が実証的にコペルニクスを否定する結論を出しているんです。天と地の区別がなくなったということと、無数の世界があるという考えになってきたのが、それ以前の地球中心の宇宙観とは非常にちがう。そこで急に、広大な空間を考えることになる。とても絵には描けなよいような。

それは、どちらかといえば思弁的なものだった。観測技術からいって、当時そういう結果は出てこないわけです。どう否定したかというと、地球が動いているならばー半年かかってよほどの距離を動くわけですね、まわっているわけですから「そうすると春見たときと秋見たときとでは星の位置がちがって見えるはずだ。ところがそれが全然ちがって見えない、だから動くというのは嘘だ、と。

特別な創造物であるという考え方

ブルーノの考え方はわれわれ人間というものが選び出された特別な創造物であるという考え方の、むしろ逆を意識的に考えた面があるんでしょう。もし星が非常に遠ければ、春にはこっちに見えたけど秋にはこっちに見えるということはなくて、遠ければほとんど同じところに見える。だからチコ・ブラーエの観測結果は彼が言ったようにとる必要はなく、ただ恒星は非常に遠い、ということを意味しているわけなんです。

ブルーノはべつに科学者ではないし、一種のアジテーターのような人で哲学者です。彼が、いまでいえば非常に近代的な「無限の空間、無数の世界」という考え方を言っているわけですけれども、それは全く思弁的な発想から出てきたものです。それまでの考え方に対する逆を意識して考えたというか。それは教会とか、当時のキリスト教的道徳世界、それに対する意識的な発言なわけです。当時は宗教が思想界を支配していたわけで、それを意識した発言でーまあ、彼自身、その方がより神様にふさわしいと思ったんでしょうが。

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