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コンパクトカーにスポーツタイプは必要か?

投稿日:2015年4月20日 更新日:

自分はコンパクトカーで十分、あるいは小さなクルマのほうがいいという熟年世代も増えています。子どもが成人して家を離れ、夫婦二人の生活になった、クルマもコンパクトカーでいいというユーザーも少なくありません。
日本車全般に言えるのは、年輩層にも満足してもらえるような乗り味、上質なグレードのものが少ないということです。なかには、リタイアした後、自分たち自身への褒美の意味で、せめてクルマくらいは、少しは賛沢をしてもいいだろうと考える人たちもいるでしょう。

こういった人たちのたの、上質でしっとりした走りのコンパクトカーが少ないようです。実際にこれと思うクルマを見つけて試乗してみたところ、クルマとしての機能もサイズも気に入った、けれど、ゴツゴツした乗り心地で硬くなった体にはつらい、できればもう少し質感の高いグレードが欲しい。こんな声をよく聞きます。その結果、小さなクルマでいいと思いながらも、仕方なくサイズの大きなクルマを買い、扱いにくさを我慢しながら乗り続けるということになります。

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コーナーでもじわりとふんばる脚

例えば、路面の凹凸をしなやかに乗り越え安定走行を保ち、コーナーでもじわりとふんばる脚を持ったコンパクトカーで、キャビンは木目と革を組み合わせて質感の高さを演出している、こういったクルマがもう少しあってもいいように思います。また、日本のユーザーが声を出さないことや、媒体で高い評価を得たいため、メーカーはどうしてもモータージャーナリストや自動車雑誌のほうを向いてクルマ造りをする傾向にあります。クルマ雑誌のなかには、サーキット1周何分何秒などというデータを重視し、その優劣でクルマを評価するようなところもあります。

そこで高得点をとるには、サスペンションを固め、扁平率の低いタイヤを履くのが手っ取り早い方法です。日本車はクルマ関係のマスコミ、雑誌などの影響を未だに強く受けています。そのため、スポーツ性重視になり、サスペンションも堅くなりがちです。クルマ雑誌には若い編集者が多く、良いクルマ=速いクルマという図式でとらえがちです。しかし、多くの一般ユーザーはスポーツ性重視ではなく、乗り心地重視なのではないかと思います。このあたりを見直してほしいところです。

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