雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

コミュニケーション

声の大きい人が必ず勝つとは限らない

投稿日:

江戸時代、能の名人が舞い、万座の人々はことごとく感じ入りました。その能を剣の達人が見ていました。「さすがに名人の至芸恐れ入った。しかし、もし斬りつけるとしたら、一瞬ではあったが、その時はあった」と答えました。これを伝え聞いた能の名人も感服して、「実は小道具の箱のふたをとった時、隅にほんの小さな紙属が入っていた。一瞬それに目をやった。恐らくスキはその時であったろう」と語りました。このことを剣の達人に話したところ、「正にそのとおりである。しかし、その他には一切斬りこめる時はなかった」と言ったそうです。

よく会議の席などで、声の大きい者が勝つと言われますが、声の大きい者が必ずしも勝ちません。むしろ、ゆっくり低く潜らかにしゃべって、相手の目から絶対に目を離さない人が勝っています。交通事故を起こして、地面のスリップのあとを指さしながら自説を主張している時でも、地面に目をやるのは三秒ないし五秒で、手はその状態を説明しながら、目はほとんど相手の目に向けられているのです。そして目をそらせたほうが負けで、これは暴力沙汰になっても同じです。意見をたたかわせる時でも同じです。舞う名人、見る達人と異常な時の目の動きはこれほど重要な意味を持っているのです。

いつも向き合ったまま話すとは限りません

人間は必ずしもいつも向き合ったまま話すとは限りません。電車のなかの腰掛けのように、相手が横にいる場合もありますし、何人かで話していれば、正面にも、横にも、ななめにも相手はいるものです。自分の目や顔を動かさないで、相手の全身を無理なく見る距離はどのくらいかと言うと、身長一メートル六十センチの人を見るためには、周囲の条件にもよりますが、約十二メートルも離れなくてはならないのです。

観察していると、人は話をしながら、話の内容に応じて、目の焦点を合わせているものです。向かい合って話をしている場合ならば、だいたい、目を中心とした相手の顔に焦点を合わせていれば、話の内容がどう変わろうと大部分は間に合います。

-コミュニケーション

執筆者:

関連記事

no image

TPOに応じた言葉遣いの使いわけに気をつけられる人になる

もう旧聞に属しますが、冬季オリンピックの表彰台に立ったチャンピオンが、国旗掲揚のとき帽子をとらなかったため、優勝の栄光が色あせたという話がありました。あの外形から、心ある人は内面の幼さ、マナーレスを感 …

no image

想像力で相手との距離を測る

上司や年上の人に対しては、失礼のないようにきちんとした言葉で話したい。では距離はどのくらい取ったらいいのか。初対面の人。二度目に逢う人。仕事関係の人。友達の友達。兄妹の連れあい。両親の友達。話す相手に …

no image

徹底的な反論を加えておく

問題解決型のパターンの場合、予想される反論に対する反論をしておかなくてはなりません。ただ、問題解決型のパターンでは、反論を受ける場所が、「報告、告知」「説得、提案」パターンよりも増えます。よって、反論 …

no image

いない人の悪口などは言わないで沈黙を守る

噂話の大部分は無駄で、しかも自分にとってマイナスなものです。第三者の話が必要な時があります。第三者の名前をあげなければ、どうしても話が進まない時、たとえば誰々さんが結婚するので、そのお祝いの品物を買い …

no image

話題に困ったら感動を話材にして会話する

こんなことを心がけてみませんか?話をしていて、話題に困った時は、話題にしばられないようにするのです。展覧会に行きたいと思っていること、その理由、それだけで十分話材になります。自分の眼に見えるもの、耳に …