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心理学

個々人の歴史がそれぞれユニークなものとして含まれている

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ひめやかにではあるが、私たちの中に確実に育っている人類に生きる心は、折にふれて芽をふき出し、ときには全存在を圧倒するほどにまでなります。そのとき私たちの心は広がり、意識や行動の本当の意味が、光に照らし出されるようです。

個が全体において生かされることの本質そのものまで、否定することはできません。むしろ現実は、人類全体の歴史の自覚の中に、個々人の歴史が、それぞれユニークなものとして含まれているの。そこにこそ、かけがえのない個々の人生が、その死後もなお人類の中に生かされ続ける道が見出せる。

私たちの知覚は、通常まったく個人のものであって、他人のものとはかえられないものであると考えられています。しかし、生活を共にし、密接な関係をもっている一卵性双生児のような場合、お互いが、きわめて似かよった知覚を共有する傾向のあることが知られています。

カウンセリングが深まったとき

カウンセリングが深まったとき、カウンセラーが不思議なほど、相手の身になり、知覚を共有することがよくあります。こうしたことがもし、人生の重要部分を占めてくることになると、自分の知覚は、絶対に自分のものでしかありえないという大前提は、変わらざるをえなくなってきます。

本当に愛し合った恋人どうしが美しい自然にみとれているときなど、その知覚はかなり共有されているといってもよいでしょう。また人生の苦難を共にしてきた夫婦、同じ困難な仕事にはげんできた同志の間にも、その人生の重要な部分が、共通に知覚されているともいえます。

私が自分の知覚をもって、自分が生きている証拠であると感じ、自分の存在をたしかめるのと同じように、心が通じ合った仲間がこのかけがえのない世界を共有し、知覚しているということは、同じくらいのウエイトをもって私にとっての意味ともなるでしょう。
とくに現在の現実の行動に直結する知覚が共有されるときは、その共同知覚は、共同行動と不可分だといえます。

-心理学

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