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宇宙

金星と地球は双子の星とみなされてきた

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金星と地球は双子の星とみなされてきた。
金星は大きさがほとんど変わらないことから、金星と地球は双子の星とみなされてきた。金星と地球は、大きさだけでなく平均の密度もほぼ同じである。それだけに人類の金星に寄せる関心も高く、これまでアメリカとソ連を合わせて二十機以上の探査機が、この神秘の惑星「金星」を目指して打ち上げられている。

金星は、赤道付近で毎秒百メートルもの速さで運動している厚い雲に覆われて、素顔を隠している。だが金星の雲の下には濃い炭酸ガス大気があり、その大気圧は九十気圧にも及び、気温は摂氏四百八十度にも達する。

金星は非常に分厚い雲につつまれているが、その雲が地表まで続いているわけではなく、地表五十キロあたりのところで終わっている。ただ金星の雲の中は強い酸性を示し、探査機にとって酸による腐食もまた大問題であった。

金星の雲の下は靄がかったような状態だが案外に視界はよく、大気圏外の日射量のニパーセントぐらいは地表まで到達している。しかも地表付近はほとんど風らしい風もなく、平均の風速は毎秒一メートルほどである。

雲の層は金星大気全体の九十分の一

だが金星の雲が切れる地表五十手口の高さで地球上とほぼ同じ気圧であった大気圧は、地表では実に九十気圧にも及んでいるのである。ということは、金星の大気の実質は厚い雲の下の炭酸ガスを主成分とする靄の部分であり、雲の層は金星大気全体の九十分の一を占めているにすぎないことになる。

ソ連のベネラ探査機は、地球を飛び出し、金星大気圏に突入して地表に軟着陸する方法を試みて、何度となく失敗している。4号から6号までのベネラはいずれも大気中で破壊され、ようやく地表に到達した7号も、機能したのは着陸後一分足らずでしかなかった。

しかしこの失敗から二十ヵ月後、ソ連はさまざまな技術的困難を克服して、ついにベネラ8号を無事軟着陸させ、初めて金星表面を覆う岩石の性質を調べることに成功した。一九七二年のことである。

その後のベネラ9号、10号にはテレビカメラが搭載され、われわれは金星地表の様子を間近に見ることもできた。

明らかにされた事実はといえば、双子の妹、金星の性格が地球と似ても似つかないものだったということである。こうした金星のデータは探査機の観測によって得たものだが、さほどに高温高圧の環境下での観測が最初から順調に行なわれたわけではないのである。

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