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医療

血圧の標準値にあるいろいろな見方や判断材料

投稿日:2014年11月18日 更新日:

血圧の標準値にはいろいろな見方があります。現在の標準値は一四〇/九〇ということになっていますが、これは一九七〇年代には、世界保健横構が最高血圧一六〇以上、最低血圧九五以上が高血圧と規定していました。

それが九三年に正常血圧は最高血圧一四〇未満/最低血圧九〇未満とし、一四〇か九〇のどちらかを超えたときには境界域高血圧としました。境界域まで対象に入れると、三〇〇〇万人以上の日本人が高血圧患者ということになり、この数字に基づいて多くの人が薬を飲まされたり、定期的に血圧測定をさせられたりしているのです。境界域というのは毎日の生活に注意しましょうという範囲なので、一六〇未満、九五未満であれば異状ではないはずなのですが、一四〇/九〇という数字は一人歩きして、これを超えたら高血圧患者とされてしまうことが多いようです。

標準値・基準値を見ただけで病気かどうか判断するのは、ちょっと早いかもしれません。境界域に入っている人は、しばらく食事、運動などに気を付けて、改善されなければ医者に相談する、というのが正しい判断といえるでしょう。

定期検診などを受けた結果を見て一喜一憂

定期検診などを受けた結果を見て一喜一憂した経験のある方も多いでしょう。この検査標準値は、いわば、健康かそうでないかの境目ということになりますが、この数値の設定にちょっと怪しいものがあるのです。血圧値、コレステロール値、中性脂肪値などを、検査標準値と見比べて、心配になったり胸をなで下ろしたり。

それまで、同学会では、喫煙者や四五歳以上の男性、五五歳以上の女性は二二〇mg/dl未満に抑えるべきだとしてきたのですが、その数字に疑問があることになります。たとえば、一五〇~二二〇mg/dlとされていた血中コレステロールの標準値について、二〇〇五年七月には、日本動脈硬化学会の研究から血液中の総コレステロールの値は、心筋梗塞を発症する危険性とほとんど関係がないと発表されているようなのです。

総コレステロール値二二〇mg/dl以上の人は全国で二〇〇〇万人くらいもいるとされ、それがイコ
ール患者の数だということだったのですが、もし、上限を二〇mg/dl引き上げると、患者数は一〇〇〇万人にまで激減するともいいます。これは医者や病院、製薬会社にとってそのまま売り上げ減につながるので、結局、二二〇mg/dlの標準値はそのままです。

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