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医療

研修医の給料は安いが頑張ればいつか高給がもらえる?

投稿日:2014年11月19日 更新日:

日本では研修医に対して補助金が国から出てはいるものの、実際には特別なカリキュラムがあるわけではなく、見習いをさせるだけなので、研修医が存在することは、大学病院の経営者にとってはマイナスにはならない。無給に近い状態で働くことに、医者自身が疑問を抱かないのは、指導医、教授たちの、医者としての精神論がまかり通っているからだ。

日本の研修医制度はインターン制度の廃止のあとに出来上がったもので、日本でも研修医に補助金が出ているが、どう使われているかを明確に知ることはできない。スーパーローテーションといって、医学部を卒業し医師国家試験に合格した段階で、自分の卒業した大学の附属病院、あるいは研修医の教育機関となった病院で二年間、各科を回って臨床医学を身につけていくようになった。

研修医というのは、たしかに一年目は教育する側に手がかかり、臨床の上では即戦力とはならないが、二年目の研修医となれば、たいがいの状況判断ができるようになり、一人前の臨床医として入院患者を診ていくことになる。臨床に熱心であることが、若い研修医には求められる。しかし、研修医の身であるから、給料が出たとしても五万とか十万円という金額である。

本当の臨床医であると叩き込まれる

寝食を忘れて重症患者に付きっきりになってこそ本当の臨床医であると叩き込まれる。人件費が大きいウェイトを占める大学病院にとって、研修医は薄給でよく働くありがたい医者である。研修医たちも、先へ行けば医者は儲かるという幻想のもとに、縣命に働く。しかし、これも医師過剰時代になってくると崩壊していくかもしれない。

研修医はアメリカではレジデントと呼ばれ、日本と同じように無給に近い給料で、臨床を支える重要な医者である。アメリカではレジデントを抱えるとその数に応じて補助金が出て、それが病院の大きな収入になっている。

薄給であっても医局に残れば、給料のもらえる助手になっていけるという読みがあるからこそ、研修医は耐えているわけで、それが将来のはっきりしない状況になるなら、大学病院の研修医制度は根本的に変えなければだめかもしれない。たとえ母校の大学病院で研修を終えても就職の保証がないということになれば、研修医という立場は、何の保証もない不安定な状況にすぎないことになる。医学教育の重要性はいろいろ検討されるが、それを指導する医者の評価を考えていくべきである。

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