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医療

検温カードで勘付かれてしまった病気の勘違い

投稿日:2015年5月19日 更新日:

研修医の小僧など、彼女たちの手にかかっては赤子も同然。キャリア6年の医局員M医師でさえ、表面はにこやかにふるまいながら、内心は早々に回診を済ませたいところである。T大学病院の消化器病棟でも、とくに元気なオバさま集団のいる6人部屋が、朝から晩までかしましい。女性ばかりの病室は騒がしいことこの上ない。ただでさえヒマを持て余しているものだから、不満、憶測、ウワサが飛び交い、病院の内輪話から若手の先生の品評会まで、なんのかのとおしゃべりのタネにされてしまう。

ところがある日、そんなM医師のあとを追うようにして、病室から患者のAさんが出てきた。見ると、顔が青ざめている。思いつめた表情の彼女を別室に通し、話を聞こうとすると、Aさん開口一番、先生、私ガンでしょうかと、聞いてきた。Aさんは6人の中でもわりとおとなしいほうの中年女性である。ほかの5人はMKなんです。Kはカイヨウの略だと、みんな言うんです。でも私のだけMGで・・。先生、Gはガンの略なんでしょう?私はガンなんでしょう?ハッキリ言ってください。

M医師は内心ビクビクしながらも

この病院では、入院患者の病状経過の参考のために検温カードをつけていた。体温をグラフに表示して、各患者の枕元にかけてある。そのカードのわきに小さくアルファベットが書かれているのそ)だが、このアルファベット、実は病名の略字なのだ。M医師は内心ビクビクしながらも、とにかく、これは病名の略でもなんでもないんだから、みんなの言うことなどいちいち気にすることはないよ。

さあ、早く病室に戻った、戻ったと、Aさんをかわした。Aさんに問い詰められ、M医師は言葉に詰まってしまったが、本当は、MKはドイツ語のマーゲン・クレブスつまり胃ガンの略なのだ。ほかの5人の思惑とは逆に、Gのほうがカイヨウのドイツ語略ゲシュビューアなのである。女性のカンとは恐ろしい、・・。最近では、どこの病院にも検温カードの習慣はなくなったようである。その理由が、こんなところにあったかどうかは定かではない。

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