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医療

研究費は知名度、人脈、教授の力の見せどころ

投稿日:2014年11月19日 更新日:

科学研究補助金と呼ばれる金が、研究者にとっては最も大きな研究費となる。これは申請した研究内容を文部省が選んで支給するものだ。研究費は大学病院からわずかに支給され、個人レベルになれば、まともに使えるほどのまとまった金にはならない。一人当たり年間数十万円である。

科研費の分配を決定する方法が明らかにされないし、その選択に当たって公平性がないのは、以前からいわれているところである。国立系大学の医学部がやはり多くの研究費を取ってしまっているのが現状である。

国立系大学では、この科研費が取れなければ研究ができないことになるために、必死に科研費を申請するが、このことが研究の内容をどうしても規定してくることになる。つまりあまり長期的な研究は認められをいため、数年で結論が出るようなものしかダメであり、過去の論文の実績がものをいうことになり、大学の知名度、教授の力がここで影響してくる。

講演会は教授にとって大きな収入

各地区で医師会が行なう講演会、市町村で行なう講演会など、そういった講演会へ出席することは、教授の肩書きを生かすチャンスでもある。教授、助教授、講師という肩書きで、講演料のランクが決まっている団体もある。講演会は教授にとって大きな収入となる。

ある専門分野での知名度が上がれば、かなりの原稿依頼が舞い込んでくるようだ。医学系の商業誌では、同じような内容で、いくつかの雑誌が時期をずらして特集を組むために、一度ワープロで打ってしまえば、それを少し変えるだけで原稿が出来上がり、実に効率のいい仕事になる。ただ、意外に原稿料は安いものである。

学会からの招待講演ともなれば、その謝礼も大きくなり、海外からの講演招聘となればさらに名誉まで上積みされる。そういう意味では教授の研究が一般受けするとか、最先端の研究で注目を浴びているほど、講演回識は増えていくことになる。その講演会のために、大学病院の日常業務が行なわれなくても、大学の宣伝効果を考えれば、むしろ積極的に行なうべきものかもしれない。

本の出版は一般向けのもので、売れればかなり収入が期待できるが、例外的な収入である。少し前であれば、医家向けの本を書き、それを製薬会社に買い上げさせ、一般開業医などにばらまくということがなされていたが、現在ではそういったことはかなり規制されているようだ。

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