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カストロ主義が広範な影響を及ぼすのはキューバの国力ゆえではない

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カストロ主義が広範な影響を及ぼすのは、キューバの国力ゆえではない。アーサー・シュレジンジャーは新任のケネディ大統領にラテンアメリカに関する報告書を提出して、自分たちの手で事態を掌握しようとするカストロ思想に、ラテンアメリカ人がいかに感化されやすいかを警告していた。カストロの影が大きくのしかかっているのは、中南米一帯の社会及び経済状況が支配的権力に対する反対勢力を助長し、急進的な変革を求める運動を促すからなのだ。

カストロ思想の危険がとりわけ深刻なのは、土地とそれ以外の国富が資産家階級に著しく有利な形で分配されている状態にあり、恵まれぬ貧しい人々が、キューバ革命の先例に触発され、まともな生活を送る機会を要求している場合である、と後にシュレジンジャーは述べている。報告書はクレムリンとの関連も確かに認めていた。ソ連は多額の開発融資を見せびらかし、自らがわずか一世代で近代化を遂げた手本を示しながら、出番を待っているのである。

純然たる事実は、カストロがアメリカに対する反抗の成功劉となっていることであり、ほぼ一世紀半にわたるわが国の西半球政策に反旗を翻していることだ。カストロに関して、我々が直面する主たる危険は、多くの中南米諸国の左翼運動に、カストロ政権の存在そのものが及ぼす影響力である。

その存在そのものゆえ

体制の転換をもたらすための国際テロと経済戦争が正当化されるのは、キューバが何かをしでかすからではなく、その存在そのものゆえなのであり、この国が西半球の正当な支配者に対する反抗の成功例だからなのだ。キューバは、象徴的にも現実的にも、ラテンアメリカにおける合衆国の覇権に挑戦した。トマス・パターソンは簡潔に書いる。

反抗する者に対して激しい怒りが向けられるのは、米国史ではかなり昔から見られる現象である。反抗は更に暴力的な活動をすら正当化する。それはセルビアのように、事態が進行した後の密かな承認もあれば、イラクのように、口実が無効になった時に認められることもある。

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