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火星より外側の惑星探査を最初に行なったパイオニア号

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火星より外側の惑星探査を最初に行なったのは、七二年三月の打ち上げから二十一カ月をかけて、木星から十三万キロのところを通過したパイオニア号である。

七三年四月に地球を出発し、翌年十二月に木星の近傍通過に成功した後、さらに五年間航行して土星から二万千四百キロのところを通過した。これらの探査機は、木星と土星の画像を合わせて四百枚以上送信してきたが、もともと次なるグランド・ツアー、のために先導的な役割を担うものであった。

七八年五月に金星へ向かったパイオニア・ビーナス1号は、その年の暮れには金星周回軌道に到達して赤外線写真を撮影するとともに、レーダー電波を発射して金星表面の地形を測定した。

また同年八月に打ち上げられた2号は、金星の大気圏内に突入する際、四個の円錐形探測機に分離して大気の組成や濃度などを測定、濃密な炭酸ガス大気が温室効果を果たしているがために、金星が焦熱の惑星と化しているという事実を確認した。

火星より外側の太陽系の惑星

七七年八月、九月、ボイジャー1号と2号(出発は2号が先になった)は、人類が計画した最も壮大な大旅行へ出発したのである。ボイジャー1号は木星と土星を観測した後、土星の衛星タイタンに接近し、その後、恒星間空間に向かって飛び去ったが、2号はその後も太陽系惑星間の旅を続け、天王星を経て八九年八月には海王星に大接近した。

一九七六年から八〇年の間に、火星より外側の太陽系の惑星、すなわち木星、土星、天王星、海王星が一直線上に並ぶ。これは百七十五年に一度しか起こらない珍しい天文学上の事象だが、千載一遇のこの機会を利用して太陽系の果てまで惑星探査機を送り出そうという構想が、いわゆるグランド・ツアー、計画である。

打ち上げから十二年、海王星までの飛行距離は実に七十一億キロに及ぶ。その間、ボイジャー2号は木星から海王星に到る惑星の素顔を地球に送り続けただけでなく、惑星を囲む不思議なリングの実態や新しい衛星の発見など、驚くべき事実を次々と明らかにしてくれた。われわれの期待以上の成果をあげて、ボイジャー2号はまさに太陽系大航海を完遂したのである。

ちなみに、ボイジャー1号は、1977年に打ち上げられているが、このボイジャー1号は、今でも運用がされている。太陽の影響圏より、広大な星間空間へと遷移する空間を運行している。

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