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心理学

喜ぶ彼に声を立てて笑い、彼の悲しみに涙する

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詩人カミングスはこんな魅力的ないいまわしをしている。「彼女は彼のよろこびに声を立てて笑い、彼の悲しみに涙した」恋する者の多くは、愛する人のためならみずからを犠牲にする。欧米文学のなかでは、おそらくアダムとイヴの物語がいちばんドラマチックな犠牲の例だろう。

「東雲のほがらほがらと明けゆけばおのがきぬぎぬなるぞ悲しき」恋する者は、相手の心の琴線にぶら下がったあやつり人形も同然。「きみと一緒なら、死んでもいい」という感情。結果として、恋に落ちた者は相手にたいしてとほうもないほどの共感をおぼえることが多い。

イヴが禁断のリンゴを口にしたと知るや、アダムもリンゴを食べると決意したーイヴとともにエデンの園から追放され、死に直面することを覚悟しながら。アダムはいう。「きみと一緒なら死も覚悟する」。

口論や、一時的な別れですら

口論や、一時的な別れですら、刺激になることがある。逆境が恋心をあおる傑作な例は、チェーホフ作のだろう。この芝居に登場する気むずかしい地主スミルノーフが、夫を亡くした若い女性の家を訪ね、彼女の亡夫に貸していた金を返してくれと迫る。ところが女性はびた一文支払おうとしない。いまわたしは喪に服しているんです、とそっけなくいい放つのだ。

「いまはお金の問題にかかわっている気分じゃありません」。それを聞いたスミルノーフは、女性一般にたいする文句をくどくどとあげつらうー曰く、女は偽善者だ、ペテン師だ、無駄話と人の悪口ばかりに興じ、人を憎んだり中傷したり嘘をついたり、ケチだしこうるさいし冷酷だし、だいたい道理ってものを知らない。

逆境であればあるほど恋の炎は燃えさかる逆境が火に油を注ぐパターンは多い。「ロミオとジュリエット効果」というよび名で有名だ。社会的、あるいは物理的な障害があると、よけいに恋心があおられる現象である。そうなると事実を無視して、相手のすばらしい面ばかりに目がいってしまうようになる。

-心理学

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